少々 男性不信気味な 私だったけれど
ヒロと 2人きりで 飲みにいくことになった。
九ちゃんから聞いていた ヒロの人物像とは
全く 違う感じだった。
とにかく、よくしゃべる。
楽しいなぁ♪
居酒屋を出て、車内で2人きり。
こんな時に限って、九ちゃんの言葉を思い出す。
「あいつ お前の事 気に入ってたぞ」
なんで こんな時に、
自分で 緊張を煽るような事を思い出すんだ!
yuuは アホか (;¬∀¬)
ヒロは 何度も 顔を近づけてきた。
だけど、ギリギリのところで やめる。
私は そんな様子を、どこか他人事のように
動かずに 見ていた。
触れてしまってもいい
そう思っていたのかもしれない。
結局、その日は 何事もなく 解散。
9月の ある日、私に 異変が起こった。
右腕を 圧迫したまま 寝てしまったせいで、
痺れたまま、動かなくなってしまったのだ。
撓骨神経麻痺。(←字は間違ってるかも)
手首が上がらず、握力も 全く無い。
暫く 病院に通わなければならない。
ヒロに そのことを報告すると
「大丈夫? 治るの??
運転 危ないから、俺が仕事終わるまで 待ってて。」
それから 毎日、ヒロが 病院に 連れていってくれた。
毎日の注射も、電気治療も、薬を飲むのも、
ヒロがいてくれたから、頑張れた。
少しでも 手が動くようになると
自分の事のように 喜んでくれた。
「早く 治るかも!」と 言って
ヒロが してくれた マッサージは、
右腕だけでなく、心にも 効いた。
|