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2004年08月21日(土) 境界線


今日はTに会いに行きました。

特に何をしよう、という事も無かったけれど。

Tが「来ない?」とメールをくれたから。

会いたかったから。


仕事と掃除を済ませて、Tの部屋に着いたのは午後3時半。

部屋に着くと、Tがすぐカバンを持ってくれた。

くっつきながらテレビを見た。

疲れていたので、こんなまったりした時間がちょうどいい。

淋しさや疲れが、じんわりと癒されていく感じがする。


夜8時半、Tにバス停まで送ってもらった。

Tは片手で自転車を押しながら、手を繋いでくれた。

バスが来ると、お互いに「じゃぁね」と言い合う。

私は「送ってくれてありがとう」と言ってTを見る。


・・・・・。


バカな私。

もう恋人じゃないのだから、バイバイのちゅーなんてありえないのに。

何 待ってんの?

ほんと、バカ(苦笑)。


バスに乗り込み、Tにもう一度手を振ろうと振り返ると
Tの姿はもう見えなかった。


帰りの電車で、堂々と肩を抱き合ってるカップル。


私とTは、もうこの人達と同じじゃないんだ。


たまらなく淋しい帰り道。






二人でいる時は本当に、付き合ってた時と何ら変わらない。

変わったのは肩書きと、Tの気持ちだけだろう。


Tはもう私に対して冷めている。

だから別れている。

ちゃんと分かってる。


それなのに何故、簡単にTの背中に腕を回してしまうのだろう。


付き合ってた時と今との、関係の境界線がない気がする。

今の私は、相手にどう思われていようが構わない、
自分の「好き」という欲だけで生きてる感じがする。


安っぽい恋人ごっこのような関係じゃなくて
もっと強く真剣に愛されるような関係を望んでいるのに
なぜかブレーキがかからない。


私もどこかで「付き合っていないのだから」という逃げ場のある
気楽な関係を楽しんでいるのかもしれない。



本当は、堂々と好きだといえる、
人前でもくっついていられる、
離したくないと思われるような
そんな強い気持ちのある恋愛がしたい。





今はただ、Tを好きな気持ちの方が大きいというだけの事。






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