みのるの「野球日記」
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2010年09月09日(木) 鶴見大付属 創部3年目でベスト32

 秋の神奈川大会が始まっています。
 先週土日は、4試合を観戦。
●横浜商vs横浜商大
●川崎北vs神奈川工
●藤沢清流vs慶応義塾
●向の岡工vs鶴見大付

 感想を一言でいえば、「まだ、新チームが始まったばかりの秋だなぁ…」ということ。前評判の高かった横浜商大、慶応にしても、「まだまだ」と思えるプレーが見られ、勝負は「これから」といった感じ。

 横浜商大は、内野手のボール回しが気になった。一発で握りかえられた場面が少なく、捕ってから投げるまでがワンテンポ遅い。このあたりの技術をどこまで高めていけるか。

 慶応は、エース三宮が何か試しているように見えた。夏に比べると、腕の出所が下がっていた。ブロック大会が終わってから、やや下げたもよう。腕を下げた分、スクリュー(チェンジアップ?)のキレが増した感じがする。

 横浜商は、二番手で1年生左腕の高良が登場。洋光台二中時代から評判の左腕で、中3夏には横浜クラブ(市選抜)にも選ばれている。横浜クラブの練習を見て、一番気になっていたのが高良だった。

 川崎北は、いつも課題の投手陣が…。酒井(上溝中)、坂井(大沢中)の相模原出身1年生コンビが何とか踏ん張ったが、エース石垣が一本立ちしてくれなければ…。
 今夏、2HRの4番田辺に風格が出てきた。サードの守備も意外に動ける。
 なお、夏のエース濱田がプロ志望届を提出。独立リーグの入団テストを受けるもよう。

 神奈川工は、大型チーム。個々のポテンシャルは川崎北を圧倒していた。出てくるピッチャーはいずれも、ストレートに威力あり。ただ、変化球のキレが…。夏に期待が持てるチーム。

 藤沢清流は、前・厚木西の浜田監督が就任してから、初の県大会。ピッチャーの茶木は、タテの変化球を武器に好投。味方のエラーに足を引っ張られなけば、もっと競った試合になっていたはず。「県大会で戦えたのは、この子たちにいい経験になった」と浜田監督。

 鶴見大付は創部3年目で、初の県大会出場&ベスト32。ブロック大会は1勝2敗で得失点差での勝ち抜け。県大会に入ってからも、クジ運に恵まれた感もあるが、それでもこの成績は立派。夏の練習試合では、青木監督の母校である安田学園に連勝するなど、力は持っている。
 エースで4番の遊佐は、矢向中の出身。中学時代は、横浜商大のエース服部とバッテリーを組んでいた。体は小さいが、野球センスは服部に負けていない。高校からピッチャーに転向した。
 3回戦の相手は向上。青木監督と、向上の平田監督はとっても仲がよいだけに(鶴見大の香田監督と平田監督が、駒大時代の先輩・後輩ということもあり)楽しみな対戦。この日も、試合を終えた平田監督が7回あたりから偵察に。試合後、青木監督は「何で偵察きてるんですか!」と、苦笑いで突っ込みをいれていた。

 向の岡工は、エースの体格がすごすぎ! 開星の白根そっくり。「バッティングがすごい!」とどこからかウワサを聞きつけた、某スカウトがまさかの視察。結果は出せなかったが、本気で野球に取り組めば、化ける可能性は持っている。


 週末は3回戦・4回戦の予定。
 ちょっとした注目は立花学園。夏を終えてから、監督が交代している。熱血漢・押部監督から、三宅監督に。三宅監督は、智弁和歌山で部長、帝塚山大で監督を務めるなど、実績豊富な指導者。指導の分かりやすさにも定評がある。桐光学園相手にどんな野球を見せるか。


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