みのるの「野球日記」
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2010年04月07日(水) 鶴見大付属高校が熱い!

 本日は鶴見大付属高校へ。

 女子高から共学になって、この春で3年目。野球部も創部3年目。この春の地区大会で、ようやく、公式戦初勝利を挙げた学校です。

 チームを率いるのは青木康尚監督。
 安田学園(阿部慎之助と同期)〜日体大の出身で、大学卒業後は安田学園や東洋大でコーチを務めていました。なかなかの球歴を持った監督です。
 それでも、鶴見大付属に来た1年目は、学校事情で女子ソフトテニス部の監督でした。
 
 青木監督を知ったのは、鶴見大学の香田誉士史コーチからの紹介がきっかけでした。香田さんらと食事をしているとき、そこに遅れて合流したのが青木監督。話しを聞いてみると、とにかく熱い人!
「香田さんの近くにいられるのも何かの縁。こんな幸せなことはありません」と、日本一2度の香田さんから、あらゆることを学んでいます。

 現在、部員は11名。
 高校から野球を始めた選手もいます。
 
 でも、青木監督は本気です。
 この春は、花巻東と練習試合を行い、1対3の接戦を演じました。
「12月に練習試合が決まってから、ずっと眠れなかったんです。せっかく、組んでもらったのに、恥ずかしい試合をしたらどうしよう…」
 そんなことばかり考えていたある日の練習帰り、車をぶつけてしまったことも。

「全力疾走とバックアップだけは徹底してやろう!」とのぞんだ一戦。
 試合後には、花巻東の佐々木監督から、「来年もやろうな」と、声をかけてもらえたそうです。

 練習試合をやるにあたって、青木監督はこんなことを考えていたといいます。
「うちが、花巻東に何を伝えることができるのか…」
 花巻東から学ぶことはたくさんある。それは間違いのないこと。
 じゃあ、花巻東がウチから学ぶことはあるのか…。
 うちが、何かを伝えることができなければ、練習試合を組んでくれた意味がないのでは?

 この話しを聞いて、「!」と思いました。
 相手から学ぶだけでなく、相手に対して、何か伝えられるチームにならなくてはいけない。
 取材もそうだよなぁ…と。考えさせられました。

 
 チームには、稲玉美波さんという女子マネージャーがいます。
「じつは、マネージャーが野球を誰よりも知っている!」と青木監督。
 この日も、青木監督が指示する練習メニューのポイントを、ノートに細かく記していました。こんなマネージャー、なかなかいません!
 ちなみに弟くんは、ベイスターズジュニアにも選ばれた好選手だそうです。


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