2010年02月19日(金) |
岩手県中学生野球フォーラム |
2月のはじめ、雪の降る盛岡市へ。 駅ビルでひとり、冷麺を食べ、生まれて初めて、「あれ、冷麺って美味しいかも」と思いました…。 昼を済ませたあと、向かった先はサンセール盛岡。 本日、ここで岩手県KB野球連盟主催の中学生野球フォーラムが行われるのです。
今年度活躍した中学生・指導者の表彰、講演会、シンポジウム、懇親会と、昼から夜まで盛りだくさん。 「何か、しゃべってください」と、岩手KB野球連盟の下川恵司さんから連絡があったのは昨年末。いつもお世話になっているお礼もあり、盛岡まで行ってきました。
にしても、ぼく以外の講師の顔ぶれがすごすぎる…。
●メジャーリーグの審判を目指して奮闘中の平林岳さん http://old-rookie.aspota.jp/ ●早稲田実〜早大〜熊谷組で活躍した清水隆一さん http://coach-shimizu.jp/ ●日本ハムのスカウト大渕隆さん
大渕さんは、下川さんから「面白い人知りませんか?」という要望を受けての推薦!
3人のお話はとても勉強になりました。
●平林さん ・アメリカは「ルール」とともに、「マナー」を大事にする。日本にはこの感覚がほとんどない ここでいうマナーとは、サイン盗みをしないなど、スポーツマンとして堂々と戦うということ。びっくりしたのは、「インコースに続けて、ボール球を投げること」も、アメリカではマナー違反だそう。
●清水さん ・大事なのはティーチングではなく、コーチング こんな例を出して、その違いを紹介していました。 5+5=□ → コーチング □+□=10 → ティーチング
考えさせられますね。
●大渕さん ・プロで活躍するために心技体、何が一番大事か
大渕さんの考えでは「技」だそうです。 技が磨かれ、結果が出れば、それにつれて、「心」が育ってくることもある、と。 この考え、ぼくも同感です。
こんな話もしていました。 「キャンプに行く前、新人だけ集めて、『プロ野球選手は何が楽しいのか、何が喜びなのか』をテーマに、話し合いをさせました」 こういうことを考える大渕さんの視点がすごいですが、こういうことは、中学生にも生かせますよね。 「日本一になりたい!」「全国制覇!」と話す中学生が多いですが、「どうしてなりたいの?」と聞くと、「……」。 答えなんてないですが、それをテーマにみんなで話し合ってもいいですよね。
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