映画『バッテリー』を見てきました。 数日前、親しい先生から「バッテリー泣けるよ!」と電話をいただき、ほかの方からも「面白かった」と聞いていたので、期待していました。 いやぁ、予想以上に面白かったです(小説には負けますが…)。
巧役の林遣都くん。かなりすごいピッチング見せてましたね。CGが多かったと思いますが(笑)。 じつは、今回、映画を製作した角川ヘラルドさんから、「技術指導をお願いできる方を紹介していただけませんか」と依頼されました。昨年の4月のことでした。 パッと思いついたのが、三重・南勢中学校の山口永介先生。前任の玉城中で全中準優勝に輝き、『中学野球小僧』にも何度も登場してもらっています。理論も深いし、練習法の引き出しも豊富。お願いすると、「いいよ」とのことで、厳しくも温かい(?)技術指導が始まったのです。
第1回の技術指導は5月のゴールデンウィーク。林くんや、プロデューサーさんらと、南勢中に行ってきました。林くんの第一印象は、「目力が強い!」。映画を観た人なら共感してもらえると思いますが、とってもいい目をしています。 技術的には…、「大丈夫かな?」というのが率直な感想(笑)。中学時代はセカンドをやっていたようですが、う〜む…。 山口先生は竹の棒を使ったり、さまざまな練習で林くんのフォームを直していました。軸足一本で立つことから始まり、テイクバックが背中の後ろのほうまで入らないように矯正したり、夏場の撮影に耐えられるための体力作りをしたり…、まぁ、やることはたくさんありました。
このあと、林くんは定期的に南勢中を訪れ、南勢中の選手たちと一緒に練習をしたりしたそうです。また、林くんが滋賀在住だったため、滋賀・八幡中の野田喜紀先生のもとで指導を受けたり、撮影のための準備を重ねました。
山口先生のもとには林くんだけでなく、ほかのキャストも技術指導を受けに行っていました。「あの子うまいよ!」と言っていたのが、豪役の山田健太くん。キャッチャーには厳しい山口先生が認めた子ですから、なかなかのレベルです。
で、個人レッスンが一段落ついたところで、「『バッテリー』チームで試合をしたいんですが、相手してくれる学校はありませんか?」と再びの依頼。 これは、こういったイベントごとが大好きな(?)、神奈川・生麦中の新庄先生にお願いしました。見に行けませんでしたが、結構な真剣勝負だったとか。新庄先生からは「青波役の子がめちゃくちゃかわいい」という情報をもらいました(笑)。
と、こんな経緯があったため、実際の仕上がりはどんなものなのか、非常に楽しみでした。林くん、めちゃくちゃ成長してました! 最初に見たときから、かなりの成長ぶりです。信じられない! 山口先生も「うまくなったよ!」と言っていましたが、納得です。 豪役の山田くんもうまいですね。じつは神奈川の子なんですが、高校野球やらないのかな…。タレントの道?! 青波はほんとに、めちゃくちゃかわいかったです。あんな子どもが欲しい(笑)。 というわけで…、『バッテリー』の人気を受けて、中学野球がさらに盛り上がることを期待しています!
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