先日、筑川利希也の取材でホンダに行ってきました。埼玉県川越市にあるホンダのグラウンド。片道約2時間のプチ旅行でした。
筑川に話を聞くのは、大学4年以来久しぶりのこと。顔つきが大分おとなになっていました。ちょっと老けた?! ホンダでは2年目となる今年から本格的に投げ始め、都市対抗では2試合に先発。大学2年夏のヒジの手術から4年…、何とか投げられる状態にまで戻ってきました。それでも、かつて150キロを超えていた速球は完全に陰をひそめ、ストレートは140キロを超えるのがやっとの状態。今秋のドラフト候補に上がっていますが、どうでしょうか…。
筑川は、相当悩んでいました。自分の野球人生に。 まずは大学からホンダに進むことに迷いがあったそうです。ヒジの手術以来、自分の追い求めているピッチングができなくなり、「このまま野球を続ける意味はあるのだろうか」と…。 決意して入社したホンダでも、社会人のレベルの高さを実感し、苦悩の日々。 高校、大学時代は「プロに行くのは簡単」と言っていた筑川が、「年齢を重ねれば重ねるほど、プロなんて簡単に行ける場所じゃない。現実が分かってきました」と言っていました。 「もう24歳ですから、いろいろと考えますよ…」 取材の最後に、そう呟いた筑川でした。
|