2005年08月30日(火) |
『リスクのないものに利益はない』 |
福井商に行ってきました。右のエース林啓介、左のエース齊藤悠葵の取材です。
林は「おとなしい」「あまり喋らない」と聞いていましたが、予想以上! 取材のはじめは、会話がかみ合わなくてちょっと大変でした…。 逆に齊藤はよく喋る! 自分の思いを自分の言葉でしっかりと語れる選手でした。「啓介に負けたくない!」との思いで、ここまで取り組んできたそうです。 そんな齊藤の帽子のツバには、 『リスクのないものに利益はない』 と書かれていました。 「誰の言葉?」と聞くと、「プライドの桜庭選手」と齊藤。 へぇ〜、知らなかった。 (でも、いまネットで調べたら、一件も引っかからなかったけど…)
齊藤なりの解釈では、「つらいことがなければいいことはない、という意味だと思います」。 ちなみに、よ〜くツバを見ると、『リスクのないものに利益はない』の横に小さく、『と思うよ』と書いてあり笑えました。しかも、『〜思うよ』のあとにはハートマークつき! 「これは宮前(←主将、サード)が勝手に書いたんですよ」と齊藤も笑っていました。
高校生の帽子って、結構面白いですね。ほんと、いろんなことが書いてあります。 林の帽子には、たくさんの部員が、たくさんのことを書いていて、ごちゃごちゃ。しかも字が薄れていたので、ほとんど何も読めず。その中でも何とか判読できたものは、「勝ったら、焼き肉おごれよ!」…。
取材後、昨夏福井クラブで全国制覇を達成した宇野投手にも会いました。 中学時代は右の本格派として活躍、松坂そっくりのフォームで投げていた印象があります。MAXを聞くと、「いまは136キロ」とのこと。1年夏でこれだけでれば、十分速い! しかし、本人曰く「コントロールが…」。どうやら、まだボールに慣れていないようです。「硬式だと伸びがありすぎて、高めに浮くことが多い。伸びがまだ計算できない」と宇野。なるほど、そういう悩みもあるのか、と勉強になりました。
|