みのるの「野球日記」
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2004年10月17日(日) 横浜国大・渡邉裕文、ノーヒットノーラン達成!

 土曜日(16日)、神宮球場で六大学野球を観ていると、携帯にメールが入ってきた。
「ノーヒットノーランしました(>_<)」
 差出人を見ると、<渡邉裕文>の文字。何のことか理解するのに、5秒ほどかかったが…、横浜国大のエース渡邉裕文が大記録を達成した!

 16日、関東学院大釜利谷球場で行われた横浜国大vs神奈川工大の1回戦で、渡邉がノーヒットノーランを成し遂げた。投球内容は投球数114、奪三振8、与四死球3。ノーヒットノーランのかかった最終回は三者三振で締めくくったそうだ。

国大 000000001|1
工大 000000000|0

 おめでとう! と同時に、悔しい。こんな快挙が生で見れなかったなんて悔しすぎる。渡邉を知ったのは2年前の秋。現主将の野原慎太郎から「国大のエースです」と明治神宮大会のときに紹介された。それ以来、リーグ戦をちょくちょく見て、(ワタシの好みである)マウンドで飛び跳ねるようなサイドスローと、投球テンポの良さに惚れた。知人も、渡邉のピッチングを見て、一目惚れしたらしい〜。ほんとに跳ねるように投げるんです。

 ノーヒットノーランを達成した日。じつは第1試合の神奈川大vs鶴見大でも、快挙達成の可能性があった。神大のエース荻野忠寛が8回までノーヒットピッチング。が、惜しくも自身二度目のノーヒットノーラン達成はならなかった。
 試合後、ベンチの入れ替えの際、渡邉は「狙ってたでしょ?」と荻野に聞くと、「うん、お前やれよ」と言葉が返ってきたそうだ。そのため、「3回くらいから狙っていました!」と渡邉。狙い通りにノーヒットノーラン達成となった。「もちろん、生まれて初めてです」とのこと。

 渡邉と荻野は、サイドとオーバースローの違いこそあるが、背丈や投球スタイルはよく似ている。ふたりとも細身で決して球は速くない。渡邉は「荻野を意識している」といい、荻野は「アイツ、いいピッチャーですよ」と、お互いのピッチングを認めている。今季のふたりの直接対決は9月22日(神大2−1国大)、9月24日(神大3−0国大)といずれも完投し、荻野に軍配。春も4月17日(神大1−0国大)に投げあい、荻野の勝利となった。

 快挙達成の翌朝、渡邉はスポーツ新聞を買い込んだとか…(笑)。ワタシが購読している日刊スポーツにも小さく出ていたけど、それでも嬉しそう。今までは神奈川新聞だけだったが、これで全国デビュー?! しかし地元の神奈川新聞は投球内容を伝えるだけで、渡邉のコメントなし。なぜなら、誰も取材に行っていないから…。ありえない、神奈川新聞しっかりしろ!

 岐阜北高校ではほとんど注目されずにいた渡邉。大学受験で国大に受からなければ、関西の大学で野球部のマネージャーをする予定だったという。それが今や荻野と並び、神奈川大学リーグを代表する投手にまで成長した。「上で野球を続けたい」という願いは、この夏無事に叶い、来春からは社会人・名門チームの一員となる。
 渡邉の大学野球は残り2試合。4年間ずっと相性の悪かった横浜商大と21日に、そして引退試合は慣れ親しんだ横浜スタジアムにて、神奈川工大との3回戦が11月1日に行われる。 


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