みのるの「野球日記」
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2003年09月03日(水) 横浜国大、王者・関東学院大下す

 横浜スタジアムで神奈川大学野球秋季リーグ戦が開幕。
「打倒・私学」を合言葉に臨んだ横浜国大は、リーグ4連覇中の関東学院大と対戦。エース渡邉裕文(3年・岐阜北)の好投と、打線の集中打で、5−2と関東学院大に快勝した。関東学院大からの勝利は、99年秋以来4年ぶりのこと。明日の第二戦に勝てば、同じく99年秋以来の勝ち点となる。

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 リーグ4連覇中の関東学院大相手に5−2と快勝。昨年の夏、「打倒私学」を目標に掲げスタートした新チームが、王者を破った。
 選手は意外にも淡々と喜びを味わっていた。ベンチから出てきた部員。9回2失点と好投した渡邉。攻守の要の主将大槻。それぞれに笑顔はある。ガッツポーズをする選手もいる。でも、「淡々……」という言葉が浮かぶような喜びようだった。

「やっと、勝ちましたよ」
 着替えを終え、スタンドにやってきた渡邉は、ホッとした表情を浮かべていた。嬉しさよりも、安堵。頭の中では、早くも明日以降を見据えていた。
「明日が怖いですね。目の色変えてきますよ」
 学生コーチの黒田も同じようなことを話していた。
「明日ですよ、明日。関東もナベ(渡邉)を調べてきますよ」
 関東学院大は春季リーグの神奈川大1回戦で、コールド負けの屈辱を味わっている。それでも2回戦、3回戦と連勝し、勝ち点は確実にゲットした。このままで終わるわけがない。 主将の大槻もこう話す。
「春に神大に勝ったとき、もう舞い上がってしまって。今日はみんな冷静ですよ」

 今日の勝利には、いくつかの要因がある。
 エース渡邉の好投。打線の集中打。試合に出場している選手とベンチとの一体感。データ分析とデータの活用(詳しく書きたいんですが……、まだ試合はたっぷり残っているのでいつの日か)。そして、「打倒私学」という意識。
 昨年の夏、大槻主将の代になってから、「チームは確実に変わった」と口にする選手が多い。現3年の野原や渡邉は、「大槻さんの代になったら、チームは変わる。そう信じてやってきた」という。

 絶大な信頼を受ける大槻。大会プログラムの「主将の抱負」欄には、どの大学の主将よりも熱い想いのこもった言葉が載っている(さすが、教育学部。以下抜粋)。

『「打倒・私立大学」を合言葉に我々は日々の練習に励んでいる。いかに意識の高い環境を作るか、いかにその一球に集中するか、いかにして打倒私立を果たすのか。常に頭と体を働かせてきた。自分の役割を認識し、それを全員が遂行することが悲願への条件である。
 未だ我々は飢えている。ひたむきに、貪欲に勝つことを求めて戦う。国大は変わった。そして今秋こそ勝つ』  

 横浜国大の本当の勝負は明日以降ーー



関東学院 010 000 010 2
横浜国大 104 000 00× 5

<関東学院>
(中)グレアム(4年・相洋)   4−0
(左)上森 (1年・尽誠学園) 4−1
(指)岩永 (1年・波佐見)   3−1
(一)大津 (4年・佐賀学園) 4−2 1打点
(右)衛藤 (4年・東筑紫学園)3−2
(三)原  (1年・東海大相模) 3−1
(二)篠原 (4年・鹿児島商業)3−0
 打 軸丸 (3年・東筑紫学園)1−0
(捕)江口 (1年・佐賀東)   1−0
 捕 大山 (3年・郡山)    1−0
 打 山田 (2年・埼玉栄)   1−0
 捕 諸角 (2年・日大三)   0−0
 打 田中了(4年・報徳学園) 1−0
(遊) 鬼崎 (2年・佐賀工業) 3−1 1打点
 打 高野 (1年・常総学院) 1−0

投手
 ●大杉充(4年・浜名)  2回1/3 5安 4責
  井上(2年・県横須賀工)  1/3 2安 1責
  倉谷(1年・平安)    5回1/3 2安 0責

<横浜国大>
(右)新井 (4年・横浜緑ヶ丘)5−2
(三)坂口 (2年・小野)    2−0
(二)大槻 (4年・諏訪清陵) 3−2
(捕)鈴木 (2年・光陵)    3−1 2打点
(指)国本 (2年・聖光学院) 3−1 2打点
走指 宮本 (3年・金沢泉丘)0−0
(左)猿山 (1年・横浜緑ヶ丘)4−1
(遊)佐藤康(2年・新潟南)  4−2 1打点
(一)三窪 (2年・鶴丸)    3−0
(中)河合 (2年・小田原)   4−0

投手
 ○渡邉(3年・岐阜北) 9回 8安 2責


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