2002年07月02日(火) |
間違いだらけの『ホームラン』・・・(怒) |
高校野球地方大会が開幕に近づくと、書店には「夏の大会展望」を特集した雑誌が並ぶ。私はいつも『ホームラン』『報知高校野球』『地方大会展望号』(ベースボールマガジン社)の3つを購入する。ちなみに、『輝け甲子園の星』はよっぽどのことがない限り買わない(笑)。 3冊とも、それぞれに面白さがある。けれど私が一番好きなのは『ホームラン』だ。まず、雑誌の見た目が良い。使っている紙が、他の2誌よりも高いのか分からないが、ページがめくりやすい。もちろん、内容も充実している。展望に重点を当てるだけでなく、読み物が多い。今号で言えば、青森山田の新監督・新部長についての特集は、他にはないもので面白かった。
だが!! この『ホームラン』、あまりにも間違いが多すぎる。『報知高校野球』も『ホームラン』に負けないぐらい間違いが多いが、今号に限れば『ホームラン』があまりにもひどい……(怒)。 というわけで、今日は『ホームラン』の間違い探しをします。いつか、『ホームラン』で書きたいと思ったりもしているので、あまりに書くとデメリットがありそうですが、それでも間違いは間違い! お金を払って買ってるのに、そりゃないでしょ、というのが多いのです。『ホームラン』を購入された方は、手元に置いて、一緒に間違いを赤ペンでチェックしましょう(笑)。
まずはいきなり4ページ。鹿実・坂下投手と佐賀工・濱田投手の特集記事です。ここで何と、坂下投手の写真のキャプションが「果実の坂下」となっています。最初見たときは目を疑いました。ハイ、言うまでもなく正解は鹿実です。 次いでは49ページ。千葉県の展望。ダークホースで敬愛学園が取り上げられています。「関東No.1左腕の呼び声が高い浅間啓太」。ん?ん?? 浅間投手の名前は、浅間敬太です。頼むよ『ホームラン』!
今度は59ページ。「2002年の主な高校生ドラフト候補」という表が一覧で出ているのですが、何と!! フルネームではなく、名前だけの選手がふたりいるのです。横浜商の小林投手と、横浜の山木投手です。他の選手はフルネームなのに、彼らふたりは苗字がない……。どうしたの? こんな段階で入稿して良いのかな?? ついでにこの表でもうひとつ。外野手で東海大相模の坂下選手が載っていますが、名前が「坂下真大」となっています。坂下選手の名前は「真大」ではなく「真太」です。点が足りません……。
まだまだありますよ〜。次は68ページ。東東京の展望です。帝京の「左腕」投手が写真入りで出ているのですが、キャプションを見ると、「関東大会で大活躍をみせた帝京の高市投手」とあります。あれれ? 高市投手はいつから左投げになったんだ? 高市投手は右投げです。 同じネタでもうひとつ。77ページに愛知の展望記事があるのですが、ここに中京大中京の左腕エース中根投手の写真があります。でも、キャプションを読むと「愛知No.1左腕の実力を持つ中京大中京のエース深町」。ちょっと! 深町は右投げだって! この記事を中根投手が読んだらどう思うんでしょうか……。
で、間髪いれずに次ぎは70ページ。私の愛する神奈川県の展望です。応援する桐光はどんな評価なのか……、ダークホースという扱いでした。まぁ、それはいいです。結果とは一切関係ありませんから。でもでも、よくみると……、「桐光学園」ではなく「桐光学院」となっているじゃないですか! 学校名を間違えるなんて……(涙)。 ついでに、73ページ。新潟の展望記事で、写真のキャプションに「新潟名訓」とありますが、正しくは「新潟明訓」です。 112ページにも、同じようなものがあります。春季大会の記録を扱ったものですが、東北大会、青森代表の「八戸工大一」が「江戸工大一」と表記されています。ん? 東京の下町代表ですか?? なかなか面白い校名です。
と、軽く流し読みしただけで、これだけの間違いが目につきました。『ホームラン』は数少ない高校野球の専門雑誌として、人気を得ているだけに、ちょっとがっかりです。だって、ちょっと高校野球に携わっている人が見たら、すぐに間違いを発見できしてしまうレベルですよ。
間違いも見ていると、写真のキャプションや、記録、表での間違いが目立っています。あまり高校野球に詳しくない方が、担当しているんでしょうね。それで、良いんですか?
というわけで、時給900円で私を雇ってください。文章の校正は出来ませんが、校名や選手名のチェックはできます。連絡お待ちしております(笑)。
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