午後、芸術文化特殊講義の前半最終講義。 ちょうど眠い時間帯なのでちとつらい部分もあったけど、江戸時代の屏風絵、襖絵を見て、これまでは漫然と「屏風絵」とか「襖絵」というくくりでしか見られなかったのが、いつくらいの時代、とか、何流、とかがおおざっぱにつかめるようになった。 古くからあるものにはやはり流れがあるのであって、ビミョウに支流になっていくもの、主流を貫き通せるもの、その違いは果たしてどこにあるのだろう。 描く人の熱意と時代背景の掛け合わせによるものなのか。 夜、3位決定戦、韓国−トルコ。 決勝トーナメントで日本と当たって以来、トルコが気になる。荒っぽいけど粘りもあり、ここぞというときにずばり攻めてくる国。細かいパス回しの末にがつんとゴールに食い込んでくるあたりが、南米の攻撃サッカーとは違って魅力的。 韓国は疲れてた。体力的にもそうだし、精神的にもそうだったみたい。キックオフ時に緊張感がなかった。ボールに集中してなかったみたい。それが11秒でのトルコゴールにつながる。ベスト8からは、一瞬の気の緩みが1点につながってしまったり、さすが勝ち上がってくる国は強いなーと痛感してたけど、、、ここまで速攻で点取られると、出鼻をくじかれた感がなかなか拭い去れないんだろうな〜とやや心配しつつトルコを応援する。 ハカンシュキュルの動きが戻ってきた。 イルハンも走り回っていいかんじ。 パスが回り、圧倒的にトルコ優勢。スタンドの韓国コールもものともせず、前半が終わり、終了間際に韓国が追いつくも時間が足りず。 この試合で何が一番よかったかって、勝ったトルコ選手が韓国選手と肩を組んでスタジアムを一周したとこ。たったこれだけのことなのかもしれないけど、世界の3位をめぐっての真剣勝負のすぐ後に、自然に手をさしのべたトルコ選手の手が、トルコという国を表しているようだった。 そして、ここで改めて、 「自分は国のために、自国にワールドカップを持って帰るために戦うんだ、勝ちたいんだ」 と言った、どこかの国の選手の言葉の意味を思った。
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