No._ _ _ _ _ _ _ _ _ Date 2012年06月01日(金) |
私のしてきたこと - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 自分と向き合うということをしてこなかった。 自分が、何をして生きていきたいか、自分は何を努力したいか、自分は何の分野で自分を磨いていきたいか。 わたしは携帯をよくいじっている。 部屋に戻っても、携帯をいじる。 そのときは「何も考えない時間も必要」などと思って、携帯でにちゃんをみている。 しかしその時間は、本当に何も考えていないのだ。 自分のことはおろか、明日のことも、寝るまでにやらなければいけないことも、何もかも。 ただ目の前の文字列を追っている。 携帯を見ている時間、私は一切、自分と向き合っていない。 携帯でWEBを見ない日は、あまりない。 見ても15分程度、という日もある。 午前中ずっとそれしかしていないという日もある。 1日2時間、携帯を見ているとしたら、一週間で14時間、一ヶ月で2と1/3日、 一年では27日間になる。 一年のうちひと月近く、私は「携帯を見る」ことをしていて、自分と一切向き合ってこなかった。 勿論それ以外の時間も仕事だったり遊んでいたり寝ていたり家事をしていたりで、 考えを進められるほど、自分と向き合ってはこなかった。 すごく、どうしようもないことだ。 それが自分なのだ、そんな自分を守ってきたのだ。 それはいつから始まったか、思い出してみると大学で就職活動が始まるあたりだったように思う。 就職活動は自分が、何をして生きていきたいか、自分は何を努力したいか、自分は何の分野で自分を磨いていきたいか、を考えて行動に起こす期間でもあるように思うが、 私は未来が怖くて考えたくなかった。 そしててっとりばやくインターネットに逃げ込んだ。 それから卒論を間に合わせ、就職もしたが 携帯でインターネットを見る時間はなくなることはなかった。 自分と一切向き合うことのないまま、 恋をして、選び、恋を続け、仕事をしたが、辞めて今また戻ってきた。 思えば あのときが自分の人生で一番、自分と向き合った時間だったように思う。 怖かったけどそれ以上に怖くて、追われて自分と向き合わざるを得なかった。 それからもう3年と5カ月も経った。 それなのに、繰り返しになるがあれ以上、私は自分と向き合ったことはない。自分の未来から逃げていた。 Hが私に別れを告げた理由は、それなのだろう。 「都合の悪い自分」から逃げて、それを指されると怒り出すわたしに絶望したのだろう。 あの選択までしたのに。おまえは。と。 それでもHは、私のことを大事に思ってくれていた。数年間。 今また戻ってきたのは、つまりは、 自分から逃げていた卑怯な時間のために、 自分の手で無駄にしたものを、 自分から逃げることなく、 今度こそ掴むため、 なのだろう。 なんだか思いついて、 腑に落ちるというか、納得するというかそんな気持ちだ。 嫌いなのは怠惰な自分だけではなく、 自分と向き合おうとしない適当で怠惰な自分だったのだ。 だから私が出した結論は、自分と向き合わないまま出した結論でもあるのだ。 恐ろしいことだが、残念ながら。 それでも今から、向き合ってみる。嫌いな自分と。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |