加藤のメモ的日記
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2017年04月08日(土) 北朝鮮情勢軍事的選択肢の支持やめよ

東アジアの平和と安全に深刻な脅威を及ぼす北朝鮮の核・ミサイル開発。これに対しトランプ政権が圧力と威嚇を強めている。このような中、問われているのが安倍政権の姿勢である。

小池書記長が安倍政権の対米姿勢を批判

安倍晋三首相は4月24日、トランプ米大統領と電話会談。北朝鮮に「軍事力行使を含むすべての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示すトランプ氏の姿勢を高く評価」すると述べた。


これに先立ち海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」とイージス護衛艦「あしがら」が23日、フイリッピン沖で米海軍原子力空母カールビンソンを中心とする空母打撃群との共同訓練を開始し東シナ海を北上した。これについて安倍首相は4月24日、「米国と緊密に連携」した「高度な監視体制」だと述べた。こうした動きについて日本共産党の小池書記長は、重大な事態になるのが明らかな軍事的選択肢をとるべきではないと、安倍首相は米国にはっきり言うべきだ、と指摘した。「少なくとも支持・歓迎するという態度は改めるべきだ。軍事的選択肢を結構だとすれば、万が一米軍が軍事力行使に踏み切ろうとする際に、日本の手足を縛ることになってしまう」(24日の記者会見)


小池氏は日米艦船の挙動訓練についても批判した。「こういう状況のもとでの共同訓練は、北朝鮮の威嚇に日本も加担するという政治的な意思表示になる。緊張を高めることにしかならない」(同)朝鮮人民軍創設85周年の25日、北朝鮮は東部.元山(ウォンサン)で過去最大規模の砲撃訓練を実施し、挑発的な宣伝を繰り返している。このような北朝鮮に対し、外交解決を求める声が高まっている。


『週刊朝日』5.7


加藤  |MAIL