加藤のメモ的日記
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| 2016年04月13日(水) |
「病気」と「遺伝」ここまでわかった �� |
衝撃データ 糖尿病=64%、胃がん=28% 肺がん=14% 心筋梗塞(男)=57% アルツハイマー病=62%
米国の著名な研究者が公表した衝撃データだ。米国の著名な研究者が公表した調査結果を分析し、遺伝研究の最新事情をレポートしていく。
米国で50万部のベストセラー医学書『ジエンド・オブ・イルネス』を紐解く。今後の遺伝子検査はここまできた―
双子を調べるとわかる
ガン家系に生まれたという、50代男性は歳を重ねるほどに不安が大きくなると話す。「父が2年前、大腸ガンで亡くなりました。実は祖父も同じ病気を患っていたので、自分もガンになるのでは…と、心配になります」病気の原因は遺伝にあるのか、生活習慣などの環境によって引き起こされるのか。多くの病は両方の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられているが、その割合を一目瞭然に示した驚きの調査結果がある。
米国人医師デイビッド・B・エイガス氏の著書『ジェンド・オブ・イルネス』(日経BP社判 2013年)に収録されたデータである。同署はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーガイドで1位となった全米50万部発行のベストセラーだが、その中で、26の病気の発症に遺伝要因と環境要因がそれぞれどのくらい影響するかを%で示した円グラフがそれだが、「2型糖尿病は64%が遺伝要因」といった具合にリスクの割合が端的に示されている
著者のエイガス氏は米・南カリフォルニア大学ケック医学部教授としてガンの遺伝子治療を研究し、同大学のガンセンター長も務める。アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の医療チームに加わったことでも知られる。グラフの出展には『ナミジェニクス」とあるが、これは同氏が設立した遺伝子検査会社だ。ナミジェニクスの遺伝子検査は研究者の間でも高く評価されており。フランシス・コリンズ・米国立衛生研究所所長は著書『遺伝子医療革命』(日本放送出版協会)の中で、同社の検査について「DNA分析はたいへん高品質」と言及している。では、同社はどうやって遺伝子要因の割合を導き出したのか。
多忙を極めるエイガス氏の研究室に連絡を取って取材依頼すると、同氏からは「データに使ったもののいくつかは一卵性双生児による研究が入っている」と言う短いメッセージが返ってきた。エイガス氏が言及した双子研究とは、知能や個性について『遺伝の影響か環境の影響か』を調べる伝統的な統計手法だ。 双子の中でも」一卵性双生児」は遺伝子がほぼ100%一致するのに対し、「二卵性双生児」は平均して50%の一致に止まる。同じ環境で育つ双子の病気の発生具合に、一卵性と二卵性でどのような違いがあるかを調べることで、病気と遺伝要因の関係を解き明かそうとする研究だ。最新研究に詳しい医師の解説を交えながら、エイガス氏の公表した興味深いデータを紐解いていく。
■糖尿病 まずは14年に過去最高を更新した糖尿病だ。エイガス氏のグラフでは2型糖尿病の発症リスクの64%が遺伝要因と示されている。ゲノム医科学が専門の東京大学の菅野教授はこう解説する。「一卵性双生児の研究では、片方が糖尿病を発症すると、8割の確率でもう方の方も発症するというデータがある。同じ研究で二卵性は5割と示されているので、イメージ以上に遺伝の要素が深く関係している病気です。ただし、64%が遺伝と言うエイガス氏のデータを見て”うちの家系に糖尿はいないから安心”と考えるのは早計です。糖尿病は食生活は運動習慣とも大きなかかわりがあることも間違いない事実です」
『週刊ポスト』3.11.
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