加藤のメモ的日記
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2014年02月04日(火) 暴走する国家 恐慌化する世界 ��

奇跡を肯定するキリスト教西欧文明の虚偽

佐藤 問題はイエスという人物の死体が本当に復活したかどうかということで、ユダヤ人はそれを嘘とみています。要するにイエスの死体はどこかにあり、誰かが隠したはずだと彼らは考えたのです。そこのところの議論は実は、福島さんの「アポロ論」とすごく重なります。

副島 重要なことは、「そのことを信じるか」、それとも「信じないか」ということですね。私は、この本の題名を「人類の月着陸はなかったろう論」と「だろう論」をわざと入れました。それは私なりの計算がありまして、社会情勢への妥協であり、なるべく控えめな態度をとろうと思ったからです。その方がよいと思ったからです。

佐藤 それと同時にこういう「信・不振」の議論を立てることによって、一種の「トンデモ論」を出すに際して、キリスト教の根源的な問題である「復活」をどうしてみんなが信じているのかということを鋭く問いかけています。「イエスの復活」を信じるのと、「人類が月に行った」と信じるのは、権利的に同格なんです。ところが、復活を信じる人は何とも言われないで良き市民として扱われています。人類が月に行ったことなどないと信じている人は、それに関しては「トンデモ論」だと言われるのはおかしいと思います。

副島 そんなことは私は構いません。今から40年も前の1969年の7月20〜21日に、アポロ11号の宇宙飛行士2人が月面に着陸し、活動を行なったことになっている。しかし私は、あれは世界中を騙すアメリカのショーだった。このことを証明したい。NASAは月に人間を着陸させていません。アポロ計画というのはあった。だが、人類の月面着陸はあり得ない。そんなことは無理なのです。できないことはできない。私はそのように信じています。佐藤さんが言いたいことで大切なことは、「信じるか」「信じない」かの問題なのですね。

飛行士3人が、2年半の間に6回、2人ずつを月面に着陸させ、そこでおのおの30時間も活動したことになっています。3人目は軌道上の母船に乗ったまま月のまわりをぐるぐる回っている。月面に発射台もないのに、再発射して母船とドッキングして地球に帰ってきた。しかし、そんな技術力や能力は人類には今でもない。大気がない月にどうやって空気抵抗を起こし、月に軟着陸させるのか。これらの基本的な疑問を投げかけながら、この本を書きました。今から40年前に、あんなとんでもないことをアメリカの政治権力者たちが軍人や技術者たちを何十万人も巻き込んで行なった。事実の集合体のことを真実(トゥルース)というのでしょうが、一つでも疑問があることは、大きな虚偽であると考えなければすまないと思います。

今や「アメリカを処分する案」が出てきつつある

副島 アメリカの金融業界が大きな大チョンボを犯した以上、必ず責任を取らされます。だから実は、今、密かに「アメリカドルをどうにかしようという世界同盟」ができつつあります。「アメリカ処分案」というのが世界各国指導者たちの間でヒソヒソと話し合われているのです。アメリカは、まだ自分が倒産会社の社長の立場のような被告席に座らせられているいることに気づいていないようです。その一番の先頭は反米分子のベネズエラのチャベス大統領です。北朝鮮を含め、イランのアフマディネジャト大統領たちです。この背後に控えている真打ちがBRCIS(ブリックス)です。ブラジル、ロシア、インド、中国の4国です。この4大国がひそかにどうめいをくんでいます。なんぼくあめりかたいりくでは、「あんな貧乏な人口大国」と日本人が思っているブラジルが相当に手強い。アルゼンチンとチリと手を組んで南米の盟主になっています。ブラジルはこれからものすごい勢いで伸びていくでしょう。

佐藤 ブラジルは自力で核開発ができるほどの国力になっていますからね。

副島 そうですね。ブラジルは資源大国です。世界一の鉄鉱山会社であるうブァーレは、ブラジルです。公定歩合が12%もするような不安定な高金利の国ですが、例の南米人特有のヘソ出しパンツの女性たちが踊るサンバの国ですから、小さなことはどうでもいいのです。アルゼンチンは本当につい最近デフォルト(債務不履行)を起こしました。それでもアメリカなどもう怖くないよというような強気です。それらの南米諸国と中国、ロシアそしてインドが、アメリカ処分案ということでもう話し合いを密かに始めています。そこにロシアのプーチン首相とメドベージェフ大統領、それからイタリアのベルルスコーニ首相などもこれに加わっています。

フランスのサルコジ大統領も絡んでいます。2008年10月18日のワシントンのG7で、サルコジがブッシュ大統領に向かって吠えたそうです。「アメリカがこんな大失敗をして世界中に迷惑をかけている。責任を取って何とかしろ」と怒鳴ったようです。そのあとの記者会見では、さすがに世界の指導者で大人ですから、普通の表情で「金融危機はニューヨークから始まった」という演説をしました。横にいたブッシュ大統領は「俺は知らねえ」という顔をして横を向いてしまいました。ドイツのメルケル首相だって9月212日にドイツの財界人を集めた内輪の会合で、アメリカに対する怒りを爆発させたようです。ドイツの銀行もたくさん破綻しました。フランスの原子力宇母シャルル・ドゴール号が地中海を我が物顔で動くことをドイツは許さない、といった独仏の対立はあります。ですがバーク油田のあるカスピ海からの天然ガスや石油の供給の問題があるので、やはりロシアと組むという流れになっています。

確かに統一通貨ユーロのヨーロッパはアメリカの金融商品を山ほど買っているので大損して、ガタガタになっています。アメリカからの投下資金が逃げ出しているのでユーロも暴落しています。私は、今からヨーロッパの大きな銀行がまだあと30行ぐらい潰れるとみています。アメリカも今から50行ぐらい中小の銀行が経営危機に陥ると思います。シティバンクも2010年に、総額200兆円の負債を表面化させて破綻するでしょう。(2008年11月21日にシティグループの株価は3ドル77セントまで暴落した。政府は即座に33兆円を支援決定した)そうすると、イスラム教国であるアラブ諸国の産油国もそろそろアメリカから離れてアメリカを見捨てるという動きになるでしょう。つまり世界は「アメリカ処分案」というところに行きつつあります。この考えを無視して世界のこれからの流れの3年間を読むことはできなくなっています。そこで日本もまた、アメリカから少し離れて、「アジア+資源国の方を向きべきだ」と私は主張します。日本の主流は、体制派で責任権限を持っている人たちほど、どっぷりとアメリカ信仰に漬かって、何があってもアメリカと一緒に生きていこうと思っている。まだ潮流は返られません。あと何回か、大損させられてひどい目に遭わないと目が覚めないでしょう。彼らの脳を方向転換できない以上は、人間を全部取り替えるしかない。私はこれが、これからの日本の大きな流れだと思っています


『暴走する国家 恐慌化する世界』 副島隆彦×佐藤優


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