加藤のメモ的日記
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2013年03月15日(金) 病気にならない生き方��

ヨーグルト神話はウソ

最近、各種のヨーグルトが健康効果をうたってブームになっています。しかし、ヨーグルトを毎日食べるというのは「ウソ」だと私は考えています。私がヨーグルト神話に疑問を感じるのは、臨床現場では、ヨーグルトを常食している人の腸相が決して良いものではないからです。ですから私は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が生きたまま腸に届いたとしても、そこで腸内のバランスを良くする働きがなされることはないと考えています。ヨーグルトの乳酸菌は、胃に入った時点でほとんどが胃酸によって殺されます。

乳糖はヨーグルトの中にもたくさん含まれています。そのため、ヨーグルトを食べると、エンザイム(酵素)不足から乳糖をきちんと消化しきれず、消化不良を起こします。ヨーグルトを常食していると、腸相は悪くなっていきます。これは30万例の臨床結果から自信を持って言えます。もしあなたがヨーグルトを常食しているなら、便やガスの匂いが強くなっているはずです。これは腸内環境が悪くなって、毒素が腸内で発生しているからです。これからは自分の健康は自分で守っていかなければならない時代です。情報を鵜呑みにするのではなく、自分の体で確かめ、真実を見極めることが必要なのです。健康で長生きするためには、外から聞こえてくる声に翻弄されるのではなく、自分の体で確かめ、体の中から聞こえてくる声に耳を傾けてみることが必要なのです。

ガン患者の食歴を調べていくと、動物食(肉や魚、卵や牛乳などの動物性の食物)をたくさん摂っていることがわかりました。しかも早い段階で発病している人ほど、早くから動物食(とくに肉、乳製品)を多く、そしてひんぱんにとっていたことがわかったのです。乳ガン、大腸ガン、前立腺ガン、肺ガンなど発病したガンの種類はさまざまですが、この傾向だけは同じでした。大腸検査の提唱者である私のところにも、多くのガン患者が来ていますが、女性なら乳ガン、男性なら前立腺ガンを発病した人の大腸に異常が発見される確率はとても高いという臨床結果が出ています。その結果を受けて、今アメリカでは、乳ガンや前立腺がんを発病した人は大腸検査を受けるというのがだいぶ浸透してきています。

トランス脂肪酸は、自然界には存在しないもので、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすほか、ガン、高血圧、心臓疾患の原因になるなどさまざまな健康被害をもたらすことが報告されています。そして、このトランス脂肪酸を最も多く含んでいるのが、「マーガリン」なのです。動物性脂肪のバターより植物性の油でつくられたマーガリンの方がコレステロールも少なく、体に良いと信じている人は多いと思いますが、これは大きな間違いです。

実はマーガリンほど体に悪い油はないのです。もともと植物油というのは、常温下では液体となっています。これは植物油に不飽和脂肪酸が多く含まれるからです。同じ油でも動物性の脂肪が常温で固体であるのは、飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。ところがマーガリンは植物油であるにもかかわらず固まっています。なぜマーガリンが常温下でも固まっているのかというと、水素を添加し、不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に人工的に変化させているからなのです。マーガリンの原料である植物油は、もともと溶剤抽出法で抽出されたトランス脂肪酸を含んだ脂です。それに水素を加え、わざわざ不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に変化させているのですから、これ以上に悪い油はないといっていいでしょう。

市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる

油と並んで酸化の進んだ食べ物が、市販の牛乳です。加工する前の生乳の中には確かにいろいろな「良い」成分が含まれています。しかし市販の牛乳ではそうした「良いもの」は、加工される過程ですべて失われてしまっているのです。現在はホモゲナイザーという機械を使い、脂肪球を機械的に細かく砕いているのです。こうしてつくられたのが、「ホモ牛乳」と呼ばれるものです。ところがホモゲナイズすることにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結び付き、「過酸化脂質」に変化してしまいます。過酸化脂質というのは、酸化し過ぎた脂肪ということですから「ひどく錆びた脂」ということになります。世界の主流は高温短時間殺菌法ですが、日本の主流は超高温短時間殺菌法です。エンザイム(酵素)というのは熱に弱く、どんなに短時間であっても130度もの高温に晒された時点でエンザイムはほぼ完全に失われてしまいます。

また、超高温に晒されることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します。そして、さらに問題なのが、タンパク質が熱性変質するということです。卵を長時間茹でると黄身がポロポロになりますが、牛乳のタンパク質にも同じような変化が起きているのです。熱に弱いラクトフェリンも失われます。こうして日本の牛乳は、健康を阻害する食べ物になってしまうのです。

自然界を見ればわかりますが、どのような動物でも「乳」を飲むのは、生まれて間もない「子供」だけです。自然界で大人になっても「乳」を飲む動物など存在しません。それが自然の摂理というものです。人間だけが、種の異なる動物の乳をわざわざ酸化させて飲んでいる。つまり、自然の摂理に反したことをしているのです。ですから、どうしても牛乳が好きだという人は、ホモゲナイズされていない低温殺菌の牛乳を、時々飲む程度にしてください。牛乳を飲んでも体に良いことは何もないのですから。

人間の期間というものは、空気以外のものが入らないような仕組みになっています。しかし、寝る前に胃にものが入っていると、横になることでその内容物が喉まで上がってきてしまいます。すると体は、気管にその内容物が入らないように、気道を狭め、呼吸を止めてしまうのです。これが著しく気道が狭くなる「閉塞型」の原因だと私は考えています。睡眠時無呼吸症候群の患者のほとんどが肥満であるということも、この私の仮説と符合します。

夜寝る前に食事をとると、インシュリンが大量に分泌されるのですが、インシュリンは炭水化物もタンパク質もすべて脂肪に変えてしまうため、同じものを食べても夜食べると太りやすくなることがわかっているからです。つまり、肥満だから睡眠時無呼吸症候群になるのではなく、寝る前にものを食べるという習慣が、睡眠時無呼吸症候群の発病と肥満の原因を同時につくりだしているということです。食事に限らず、夜寝る前に胃にものを入れるというのは悪い習慣です。睡眠薬を飲むよりもいいからと、寝酒を習慣にしている人がいますが、これも危険です。寝ている間に呼吸が止まりやすくなるため、血液中の酸素濃度が低下してしまいます。もともと動脈硬化があったり心冠動脈の細い人にとっては、酸素濃度の低下は心筋の酸欠を招き、文字通り命取りになってしまいます。

夜明けに心臓麻痺や心筋梗塞でなくなる人が多いのは、実はこのように夜遅くに飲食したために逆流が起こり、それによって気道をふさぎ、無呼吸を招き、血液中の酸素濃度が低下し、心筋が酸欠で壊死してまうのが原因なのです。寝る前に食事だけでなくお酒まで飲むと、このリスクはさらに高まります。なぜなら、アルコールを飲むと呼吸中枢の抑制が起こり、血中の酸素濃度がさらに減少するからです。アルコール分解酵素の少ない人(酒に弱い人)は、アルコールがより長時間血管中にとどまることになるので、充分な注意が必要です。



『病気にならない生き方』 新谷弘美


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