加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will


2012年02月12日(日) ギリシャ化する日本

公務員が良く使う共済病院では、差額ベッド代が民間の病院に比べて安く抑えられています。また、公務員が病気になると、互助会から医療補助金が出される。民間の互助会は、自分たちの資金で積み立てをするわけですが、公務員の場合、多くの自治体で公費が投入されている。もともと高額な給与をもらっているのに、仙台市など疾病見舞金が支給される自治体もあります。公務員は大手を振って病院に行くための休みが取れることもポイント。病欠でも90日までは有給休暇扱いですから、奈良市では昨年度326人もの人がこの制度を利用しました」(ジャーナリストの若林氏)

他にも、KKK会員証とクレジットカードが一体になったKKRメンバーズカードが入会金・年会費無料でつくられる。これを持っていれば、海外・国内旅行の際の傷害保険が最高5000万円まで、無料でつく。KKRは国家公務員の社会保険事業のために運営されており、理事長をはじめ、幹部には各省庁の元高級官僚の名前が並ぶ法人で、巨額の資金を持つ。

だからこそ、KKRでは次のようなサービスを行なえるのだ。
�.襯奪�JTBの全商品が3%割引。JR九州の国内外旅行が3%割引
�▲◆璽醗�越センターをつうじょうの10%割引で利用できる。
��メガネスーパーの商品が10%割引
�い呂肇丱垢離張◆爾�5%割引

公務員の共済組合が、どれだけ潤沢な資産を貯め込んでいるかをうかがい知れるようなメニューが並ぶ。もと財務官僚の高橋氏が、自分の体験を踏まえながら語る。「国家公務員共済組合を通すと、いろんなサービスを割安で受けられる。組合から送られてくるパンフレットには、値引き率が大きくて世間相場より安く買える割引商品が載っているので、周囲の役人たちはせっせと利用していました。そのパンフレットにはなぜか、商品の具体的な単価ではなく、割引率しか書かれていない。国民から国家公務員はこんなに安く買っているのか、と批判されるのが嫌だからでしょう」

もちろん、地方公務員も恵まれている。ある地方都市の幹部は「遊園地や水族館、レジャー施設のほとんどは、地元自治体の共済組合と契約していて、組合員へのサービスがあり、中には無料の施設も少なくありません。私には、年に一回のレジャー施設用の無料入場券が届き、家族と利用しています。自動車、時計、宝飾品、ふとんなど、多くの店と組合が契約していますから割安価格で、分割払いでも利子がつかない給与天引きで購入できる。まわりの職員には高級時計が人気です」公務員は公僕として質素な生活を送るのではなく、特権階級として、民間のサラリーマンより優雅な暮らしを送っている。

野田首相は、税と社会保障のの一体改革という大義名分のもと、「増税しなければ大変なことになる」と、”増税脅迫”する。しかし、その足元で、首相に入れ知恵している役人たちは、健保など自分たちだけの特権を隠し持ったままだ。そうした公務員天国の末路がどうなるのか、それはギリシャを見れば、明々白々だろう。


『週刊現代』


加藤  |MAIL