加藤のメモ的日記
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2011年01月12日(水) 喫煙は臓器を痛める

USA/TODAYにショッキングな記事が載った。「たった1本のタバコがDNAを傷つける―公衆衛生局長官」今まではヘビースモーカーとかチェーンスモーカーとかいう言葉があったように、喫煙には軽重があると考えられてきた。4年ぶりに発表されたこの報告によると、タバコの煙にちょっと晒されただけで、人体には直接の被害をもたらす。細胞を傷つけ、組織に炎症を起こし、重大な病気や死に導く可能性がある。

さらにこのレポートは、喫煙の害だけでなく、なぜタバコが習慣性が強いのかという問題にまで突っ込んでいる。最近のタバコには、ニコチンがより速く、より効果的に脳に達するように設計されているのだそうだ。

アメリカのタバコ産業は、近年設計や成分を変えて「初めて吸った人をトリコにする」「年配者を喫煙に復帰させる」ように勤めているという。公衆衛生局長官は、その方法をを次のように報告している。

�.織丱海鵬辰┐蕕譴襯▲鵐皀縫△砲茲辰謄縫灰船鵑倭瓩�脳に達する形に変えられる。
��煙が肺に深く吸い込まれるようにフィルターの穴を工夫する。
��砂糖および湿気増加剤を加えることによって喫煙の“焼けるような感じ”を減らし、より心地よくする。

アメリカのタバコ産業は、私営の企業だから、常に政府と対立してきた、企業の利潤を上げるためには、このくらいの事はするだろう。だから政府も必死なのだ。とにかくアメリカには、まだ4000万人も喫煙者がいて、年間のたばこ関連の死者は44万人に達する。

喫煙はこの国に、年間1900億ドル(約16兆円)の損失(医療費と生産性の減少)を与えているのである。年々減っているとはいえ、日本人の24%(男36%女12%)は喫煙者である。日米の大きな違いは、日本のJT(日本たばこ産業)が独占企業で、しかも実質上の国営(財務省が過半数の株を保有している)からである。

喫煙者はほとんどすべての臓器を痛める。潜在的に心臓病を抱えている人には、1本のタバコが心臓麻痺につながる、という強気なアメリカ政府と、喫煙による罰則は2020年という日本政府では雲泥の差である。政府が頼りにならない以上、どこかの民間団体に頼むしかない。日本の政府は国庫への収入減を何よりも心配し腰が引けているからである。

果たして最近の日本のタバコに、アンモニアや砂糖は加えられていないか、フィルターの質は変わっていないかを調べて発表していほしい。恐るべき結果が出るかもしれない。



『週刊現代』


加藤  |MAIL