加藤のメモ的日記
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2009年07月02日(木) 人の身を守る三大食品

たとえワクチンを接種しなくても100%罹患しないわけではない。ではインフルエンザに負けない”健康体”を作る食品とは?キーワードは”免疫力”。新潟大学大学院医歯学部総合研究科教授で免疫学が専門の阿保徹氏が語る。「消化管自体が人体の巨大な免疫組織です。お腹の調子がよければ免疫力が上がる。当たり前ですが、いい健康状態の人とそうでない人とでは、感染後の重症度にも自ずと差が出てきます。腸の滞留時間が長い食べ物で消化管を刺激すると、リンパ球の産生が増え、免疫力が高まる上、血圧や血糖値も落ちつきます。

というわけで阿保氏が挙げてくれたのは「キノコ」。「シイタケやマイタケなどのキノコ類には、食物繊維の一つ『βグルカン』が含まれています。βグルカンは消化液の中にそれを分解する酵素がない上、砂糖と似ているので腸が間違えて一生懸命リンパ球を産出する。この季節であればワラビやフキ、ゼンマイなどの山菜類も食物繊維が豊富でいいですね」

一方、理化学研究所の山野氏が強力に薦めるのはヨーグルト。「ヨーグルトの乳酸菌は生きたまま小腸の粘膜にある免疫担当細胞を刺激します。かってエストニアなどで〇157が流行した際、ヨーグルトを食べる人と食べない人とでは罹患率に大きく差があった。日本には現在7.500種類ものヨーグルトがありますが、トクホ(特定保健用食品)マークのついた商品を選べばいい。トクホは食べた人のウンチを見て、大腸に細菌が生きたまま達しているかまで調べています。

海藻類もお勧めだ。「ワカメやメカブなどは食物繊維が多い上粘り気が強く、免疫担当細胞を刺激するポリサッカライドという多糖類が含まれている。納豆やオクラも同じです。このほかにも根菜など食物繊維の豊富なものを取れば、大腸内に腐敗物質が滞留しにくい。便秘は免疫力を低下させ、発ガン物質も発生させます。この点でいうと、アルコールの多飲も腸内環境を荒らすのでよくない」(同前)



週刊文春 2009.7.2


加藤  |MAIL