時々、わけの分からない感情の波に呑み込まれる。


ぐるぐると渦巻いて。


自分を見失ってしまう。


私は、

未だに探している。


自分のidentityを。





一つだけ分かることは、

日本を離れたくないのは、

彼の傍から離れたくないから。





彼以上の存在なんてありえるのだろうか。





あの時、私はたくさんの失敗をした。



大人になることが必要だったわけじゃない。


物分り良くいる必要はなかったのに。


彼の言葉を信じればよかったのだ。




「まいがいい。


　そのままのまいがいい。」



99％信じてる。

残りの1％でも裏切られてもいい。

それくらい、信じてる。




なのに、

私は、

あの時の彼を信じられなかったのだ。



あまりに

彼に憧れていたから？

あまりに

彼を

好き過ぎていたから？


理由はきっとたくさんあるけれど、

もう

遅いのだ。



あの時は

もう戻ってこない。



頭では

解りきっているのに、

心が

未だ彼を求めてる。