つめあわせ
ぷらす

対米テロに思うこと


まるで映画のワンシーンのように思えた悪夢のような大惨事から一夜が明けました。
何者かによる、一般市民を標的とした一連のテロ行為は、本当に、アメリカ国民でなくても、とてもショッキングな事件でした。

テレビで繰り返し、繰り返し放映された、世界貿易センターに、旅客機が突っ込んだ瞬間、ビルが倒壊する瞬間の映像。
国防総省が激しく炎上する様子の映像が、今でも激しい怒りと、激しい悲しみとともに、脳裏にやきついていて、一生忘れられない、と思います。

種族や、宗教や、思想などの考え方の違いからおこる問題や、紛争の解決を
武力によってはかろうとするなんて、なんと恐ろしく、なんと卑劣で、なんとおぞましいことなのでしょう。

何より大切なものは、人間の命のはずなのに。
そして、そのことは、どんな種族でも、宗教でも、主義や思想でも変わるはずのないこと、変わってはいけないことなのに。
こんなにも、簡単に、こんなにも一瞬にして沢山の人間の命が奪われてしまうなんて・・。

世の中には色んな考え方の人がいて、それぞれ、信じるものや価値をおくものが違ったりするのは当然のことだと思います。

仲良くできなければ、仲良くしなくてもよい。
相手の思想を認められないと思うのが、自分の思想であれば、それもまた結構だと思います。

でも、そこにいかなる理由があっても、武力や暴力による解決策などありえない
人間の命よりも大切にしなくてはいけないものなんてない。
・・私は、そう思います。

沢山の方が犠牲になっています。
未だに安否の不明の方も沢山います。
この事件で、犠牲者となった方々に、ご冥福をお祈りすると共に、関係者の方々に、お悔やみを申し上げます。

そして、事態の早期解決と、アメリカの知ある選択、人間として恥じることのない、次の世代に、恥じることのない行動を望みたいと思います。


2001年09月12日(水)
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