++るうの独り言++
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隣町に市民プールがある。 くねくね滑り台が売り。 ここに引っ越したばっかりのとき、河童の息子を連れて泳ぎに行こうとしたら、ご近所のご夫人が曰く
「やめた方がいいわよ。料金が安いから、ブラジルとかの外人がいっぱいなのよ。ちょっと気持ち悪いわよー」
「それが水着がすごいのよねー。裸よりもっと挑発的というか。子供に見せたくないのよねー」
「それでさー、子供にちょっかいだすのよね。こっちはさ、言葉がわからないから何にもいえないし。怖いし。」
「それになんか不潔な感じがするのよねー。プールをシャワー代わりにしてんじゃないのー?」
(-_-) あほか! 子供がちょっかいだされて危ない目にあってるときには言葉がどうこういう問題ではないじゃないか。 日本語で怒りをぶつけたれっ! それが親じゃないか。
・・・早い話がつまりは要するに「人種差別」なのだ。 本人はそれをしてる気はない。 しかし見事なまでに正直に自分の本心が出ている。
いくら理屈で理論で頭で分かっていても 彼女は見事に「差別」をしている。
でもおそらくこれが普通の日本人のいつわらざる本音だろう。
それを責める気はない。 『日本は日本人だけのもの』 そうした気持ちが先天的にうえつけられている。
頭では「人類みな兄弟」と言ってはいても 本心がこれならば、 ノンジャパニーズを市民として受け入れられるか?
無理。形だけの受け入れ。 きっと陰に回ってなんじゃかじゃと悪口を言うに決まってる。 なにか犯罪がおこるとまっさきに疑いをかけるんじゃないか? なにしろ関東大震災で朝鮮人虐殺をおこなった土地柄だもんなー、などと。
さて。 日本は1年間で難民の受け入れがわずか23人なんだそうな。 アメリカやドイツは2万人以上で、日本のその消極性が指摘されている。
しかし、だ。 「23人しか受け入れてないなんて先進国の恥だ。もっと積極的に受け入れるべきだ」 なんて軽々しく言っていいのか? 日本にアメリカやドイツと同じように難民を受け入れられる土壌や歴史があるか? 口ではなんとでもいえるが本心はうちの近所のご夫人といっしょじゃないのか?
制度的問題も確かにあるだろう。 しかし、あらゆる機会を利用して日本人を教育して欲しい。 学校で算数や国語の学力低下を問題にするよりももっと大切なことなんじゃないのか?
想像してごらん(笑) 北朝鮮の現リーダーがクーデーターかなんかで地位を失った時 日本になだれ込む難民の数を。 そしてその人々が自分の隣人になるのを。
建前でなく本心でその人々を日本人と同様に受け入れられますか? 同じ人間として対等につきあえますか?
◆昔の今日の記事
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