++るうの独り言++
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仕事帰りに 農産物産センターに寄った。
「食物は住まいの一里四方でとれたものを食らうべし」 とか身土不二の思想で育ってしまった私は 地元の農産物にはなぜかとっても興味がある。
旅行にいっても その土地の八百屋(スーパーではない)や市場に寄って どんなものが日常的に売られているのか見るのが好きだ。 「こういうものを食べている人が住まう土地なのだなー」 食=人 である、と思っている。
「どういうものを食べたか言ってみたまえ。それで君がどんな人間かあててみせよう」 ・・・とかなんとかいってたのはだれだっけかな。
と、 籠いっぱいに杏を持ってきて、 商品として並べだした農婦人あり。 「あんずですか〜?」 「今年は実のなりがよくってねー、今もいできたところ。粒が大きくていいでしょー」 ざわざわと人があんずにあつまってくる。 「ほんとだ実がおおきいこと!」「りっぱなのがなったねー」 商品棚に全部ならべきらないうちに、約1.5kgに袋分けされたあんずはあっというまに引けた。値札をつける暇もなかったほどだ。 あまりの見事さに、そこにいた全員が値段を気にせずに自分の物にしようとした、ということである。 もっとも1.5kgで400円だったからたいしたことはない。
知らないどうしで話が弾む。 「あんずどうしてたべるん?」 「ジャムがおいしいよー。(で、作り方をうれしそうに説明しているご婦人有り)」 「やっぱりアンズ酒でしょうー」 「そうそう、アンズ酒だよねー」 「氷砂糖もついでに買っていこう」
私は、 『そうだ、今年は杏でもシロップを作ってみよう。 そんで、できたら焼酎で割って、「シンルチュー」もどきを味わってみよう。』と。
るんるんるん♪ 楽しみが増えた(^o^)
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