++るうの独り言++
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2001年12月10日(月) |
教訓かもしれない・・・ |
大学で知り合い、卒業後即結婚したY夫妻がいる。
さて、この夫妻、子どもに「パパとママってどうやって知り合ったの?」と聞かれたとき、普通のご夫婦のようにちょっと照れながら「にこにこ」してほのぼのと話すことができない。(と思う) というのも、火曜サスペンステレビドラマ化されてもかなりいけるのでは? というかなりすさまじい出会いがあったのである。
で、ウソをつかずに話すとき、いや、、、ウソをついたとしても「お二人の出会いは?」と聞かれたとき、必ずある女性の姿を思い浮かべなくてはいけないことになる。 おそらくそれをあわてて消し去ってから「かなりフィクション」の出会いを語ることになるのだろう。 二人の原点に、「ある女性」が絶対に関わる。その女性がいなかったら二人の今はない。で、そうしてしまったのは本人達の責任。 「出会いは?」の言葉のたびに、言葉をどう取り繕うとも自分に非はないといいはっても、どうしたって頭の中に「ある女性」の顔をうかびあがらせつつ話さねばならないのだ。自分達の過去をイヤでも振り返らねばならないのだ。 結婚記念日とか、そんなことを思い出す行事は多いだろうな。
ちなみに、私はその「ある女性」と友人である。(ってもみんな友人である、、、友人だった) あれだけの事件で彼女が人間不信にならずにいたのが不思議だった。きっと悪友たちのおかげだろう。ヾ(・・;) んで、彼女はY氏たちからおくれること2年で結婚した。職場で一目ぼれされたらしい(本人談)。優しそうなちょっとはらたいらに似た男性だった。 「よかったよ、Y氏と一緒にならなくてー」 結婚前にふっと漏らした言葉。
あれからうん十年がたって、来年から海外転勤でまた旦那さんといっしょにいくというので電話が来た。それで急におもいだした次第。 私はいぢわるーく当時の話なんぞしてみたが、 「わっはっはっはっは、わすれてた! あんたよっくおぼえてるねえ!」の大爆笑で終わりになった。
彼女は自分の人生から完全に「Y夫婦」の存在を消すことができる。 が、 Y夫婦は「彼女」の存在を消すことはできない。彼女を消すと自分達も消えるからだ。一生あの事件を引きずるのだな。
・・・これ、教訓めいてない?
◆昔の今日の記事
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