蒼碧な時

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 創価学会会員の葬式

近所のばあちゃんが老衰でなくなった。
創価学会の人だった。

つい先日、海苔を片手にやって来て、
「いつもお世話になってます、でもこれは選挙のお願いじゃあないのよ、
選挙のお願いだったら米一粒だってあげてはいけないのよ。」
「選挙のお願いにはまた改めて来るわね。」
と、元気だったのに。

お通夜に行ってきた。
近くの葬祭ホールだった。
おじいちゃんの時は、マンションの集会所を借りてやったのに、時代の流れだね。

会員の皆は手を合わせて読経をしている。
会場全体が一種異様な雰囲気でなじめなかった。
自分の数珠を出すのが、なんか場違いなようない気がして、出さなかった。
通夜振舞いもそこそこに、近所の知り合いと引き上げてきた。

「お香典って、みんなそっくり創価学会に持ってかれるみたいよ。」と、知り合いが言う
「だから、お香典は、ちょっぴりにして、後で、ご焼香にいくんだ。」と。
自分が出すお香典は、ご遺族のための物だから、学会に渡るのは許せんと。

本当なんだか、どうだか分からん。
故人と遺族の宗教が違ったら、またややこしいんだろうか。

なんだか疲れた。



2003年11月04日(火)
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