子の年齢:7歳5ヶ月
ちーちゃんのクラスは宿題が多い。 同学年の他クラスに比べて5割増しだ。 仕事熱心なのは解かるが、子供の立場も考えてもらいたい。
そういう訳で、今週末の宿題は「日記2日分」。 これは計算ドリルより辛いよ。作文2本ってのと同じだからね。
天気がよかったのであちこち外出し、題材は沢山あったが、まとめるのがムツカシイのだ。
月曜の朝、机の上に放り出してあったにっきちょうを見たら、土曜日分しか書いてない。ちーちゃんはあわてふためいた。
「どうする?今から書く?」
マジメなちーちゃんはなんとか書こうとするのだが、出だしでつまって涙しか出ない。
「何に悩んでんの?」 「ウルサイ、黙れ。」 「だから昨日書きなさいって言ったじゃん!一昨日も。」
-しろがね(学童保育)のバベキュウへいきました。
「そんなに悩むんなら、そこでおしまいにすればー?」 「ダメ。」
何に悩んでいるのかわからん。 「なんていうところだっけ?」 「ああ、グリーンパーク吉峰?」 「んー、そんなこと書いてもなぁ。」
そりゃそうだ。
「じゃあアレ書けば?Hくんがすべり台の上で『○○○×××、行きます!』って言ってオモシロかったとか。」
それが書きたいらしいんだ。でも書き出しがわからんらしい。
「『そして』がダメなら『そしたら』は?ダメ?」 「『とつぜん』『イキナリ』『だしぬけに』『わけもなく』は?」
「(怒)本じゃないんぜ!」
そうかー、接続詞を大袈裟にすると小説っぽくなっちゃうのかー。 とにかくちーちゃんは、ヒントを出せば出すほど怒った。
散々呻吟して、日記は以下のように締めくくられた。
-そしたら、Hくんがジャンボすべりだいの上で 「○○○×××、、いきます。」 といいました。おもしろかったのでぼくもまねをしました。
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