子の年齢:6歳3ヶ月
集団登校の集合時刻は、その後もずっと7:40だった。
雨の初登校の集合場所で待たされた同じ日、ピアノ教室で進退を迫られた。
「この頃疲れ気味なので・・・。」と30分しかないレッスン時間を10分遅刻して行った帰り。
「もっとちゃんと練習してきてください。2月からずっと同じ曲をやってます。」 「練習見るのは見るんですが、本人がやる気を出さないので・・・。」 「そんなにやる気がないのなら、ピアノ続けるかどうか考えたほうがいいです。」
えっ?何?やめろってこと?
スポンサーが成果を要求してないのに、なんで先生にそんなこと言われなきゃなんないの?
うーん。 小学校に入って環境が変わって、ただでさえ大変なのに、なんでピアノの先生まで騒ぎ出すんだぁ? もうこんな面倒くさい先生とは縁を切りたいが、もともと嫌々通ってるちーちゃんが、教室変更を受け入れる筈もない。 今ピアノを止めたら、一生ピアノとは縁がなくなるに違いない。
ちーちゃんのために買ったピアノはどうする?
ピアノの先生に三行半を突きつけるか? ちーちゃんと先生を説得して何とか続けるか?
煩悶して夜も眠れない。
それにつけても、購入したばかりの新しいテキストが手元に残るのが気に障る。 あのテキストが終わるまでは、何が何でも続けさせるのだ!
まんまとハッパをかけられたみたいで腹が立つが、これから毎日夕食後30分をピアノの練習にあてて、足踏みしていた2曲は次回までに仕上げよう。 毎週2曲づつ仕上げれば、20週、5ヶ月後にはテキストが終了する計算だから、そこでキスしてサヨナラすればいいのだ。
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