子の年齢:5歳9ヶ月
またも、保育参観の日がやってきた。 もう保育参観なんかどうでもいいのだが、今回は卒園アルバム製作なので、親が居ないとアルバムがボロボロになるという噂。 よりによってピアノ発表会のリハの前日である。 上司にお願いして2日連続で半休をとることにした。トホホ。
アルバム製作は案外あっけなく、親が来ていない家も多かったがなんとかなっていた。 運良くちーちゃんの好きな女の子と同じテーブルで製作することになった。アルバムは大きいので1テーブルに2人で製作するのだ。 終わってもママそっちのけで、二人仲良く本読んでるよ。やったねちーちゃん。
そろそろ帰ろうかと思っていると、思いのほか早く年齢別懇談会の声がかかった。 園長先生の思いを一方的に聞かされてるうちに、お昼休みが終わったりする会なのだ。苦手なんだよな〜。始まる前に逃げるつもりだったのに。
まず担任のコワモテ保育士が長々と理想論をぶつ。まるで卒論の口頭試問のよう。若いねェ。 次が加配の先生。 -私はサポートが必要なお子さんを見ています、年長さんにも何人もおられますが、他のお子さんがさりげなく助けてくれて、お互いに育ちあっています、 それはその通りだと思うが、わざわざそんなこと教えてくれなくてもいいのに。居心地が悪くなるだけである。
一人づつ家での様子を話せというので、最近は先生に褒められてばかりいる、と嬉しそうだ、と話した。 勉強部屋を用意して机も買いに行ったので、もう小学校に行く気マンマンだ。 ってなことを話したら、場の雰囲気がぱっと明るくなった。
他のお母さんは、未だに字が読めなくて困る、とか、最近大食いで心配だ、とか一通り話した。すると、最初のお母さんが話し始めた。
就学前検診に行ったら、小学校の先生に、 「学習発表会でお子さんに役を当てたら台詞を覚えられなかった。こんなときどうすればいいですか?」 っていう話を長々されたが、最近の教育は競争をさせな過ぎて、水泳も泳げないままだというし、なんとかならないのか、などと言い出した。
はぁ? 今ここに居る私たちに何を求めてその発言なの?
小学校の苦情は小学校で言えば? 学校教育一般への苦情なら、教育委員会か文部科学省に向って言ってもらいたい。
上の子が小学校に行ってるパパが一言 「それは親に覚悟を求めてるんですよ。学習発表会の練習につきあう覚悟はあるかと訊いてるんです。」 なるほどそうか。その通りかも。
ところがそのママの話は終わらなかった。 -保育園の中での文通は禁止になったと聞いているが、文字の練習のためにお友達に手紙を書くのはよいことではないか。 -それは手紙にシールをはったり、封筒におもちゃを入れて持ってくるのを禁止しただけです。文通は禁止ではありません。納得できないルールは何でも保育士に聞いてください。 -いつも仕事が遅く、連絡帳を書く時間もないので今の機会に訊いているんです。
むー、これではケンカである。先生も大変だな。
保育園と小学校と文部科学省に不満があるがうまくいえない。 しかし仕事が忙しいので、家で子供に話を聞くこともあまり出来ない。
そーれは、まず保育園の先生に感謝するところから始めた方がいいよ。 そんな忙しい仕事を可能にしてくれてる保育園にさ。
それからママも少し休む。 そしたら、不満に思っていることも、実は時間が解決してくれることだってわかるさ。
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