ちーちゃんままの日記

2009年09月10日(木) 方言に気づく

子の年齢:5歳8ヶ月

保育園で福音館の月間絵本を購入している。
「こどものとも」傑作選からよりすぐり。

7月の絵本が「だいちゃんとうみ」で、だいちゃんという都会っ子が長崎の海沿いの町に住むいとこと、1日遊ぶ風景が描かれている。
ママの親世代にあたる作者の、少年の日の思い出がちりばめられている。

ママの一番のお気に入りだ。

山あいの坂道から見える、三角に切り取られた海。
しらじらと明ける海面のほの明かり。

ぎらぎらとてりつける川面の照りかえしと、岸辺に生い茂る夏草。

そうした細かな夏の描写の中に、台詞は全て長崎弁である
イントネーションを真似て朗読してみる。

-いおば、もらいにきたと!(魚をもらいにきたよ)
-よかよか、ふとかとば、いれとくけん!(いいよ、大きいのを入れとくよ)

-晩ご飯のでけたよう!

「何でそんな風に読むが?」
「長崎の人ちゃ、こんな風に話すがんぜ。」

それから随分たったある日、ちーちゃんがぽつりと言った。

「キャンプ場で会った人も『晩ご飯のでけたよう』って言っとった」

キャンプ場で会った人というのは、神戸の方である。
それはちょっと違うんじゃないかな・・・?

でも、方言というものの存在に気づいたみたい。


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ちーちゃんまま