ちーちゃんままの日記

2009年09月06日(日) ETCの恩恵

子の年齢:5歳7ヶ月

民主党のマニフェストに高速道路無料化というのがあるらしい。
一大事である。
最近ETCをつけたばかりなのだ。
一度も週末千円の恩恵にあずかっていない。

鳩山内閣が発足する前に、何が何でも車で四日市に行ってやる!
とママは決意した。

ちーちゃんは抗議した。
「すぐ帰ってくるがなら、行きたくない。車よりバスがいい」
ママは方向音痴なので、怖いのである。
おまけに、方向音痴克服のために取り付けたカーナビくんが、とんちんかんだ。

「ママは行くよ。ちーちゃん一人で留守番する?」
こう言われては、ちーちゃんも諦めるしかないのだ。
おとなしくまな板の上の鯉になった。

さて、パパが事前にルートを設定してくれたんだが、どうもカーナビくんが信頼できない。
印刷された地図で事前にルートを確認する。

初めての道なので、本当は陽のあるうちに着きたいところだが、夕方まで用事があるので、土曜の未明に料金所を出るスケジュールで出発することにした。

さて、いつもの北陸自動車道を抜けて、小矢部JCTを過ぎ、トンネルだらけの道に出ると、あたりは暗く、対面交通になる。
うかうかしていると後ろからどんどん煽られる。
標高も高いので、霧が濃く前が良く見えない。おまけに長い下り坂なので、井戸に落ちていくような恐怖にとらわれる。

でも後ろの車は待ってくれないのだ。前に進むのも怖いが追突も怖い。とにかく進むしかない。
歯の根が会わない。ガチガチいう。
ハンドルを持つ手に変な力が入っているようで、手首が痛い。

でもとにかく進むしかない。
Uターンはできないのだ。
通るPA全てに順番に止まりながら進むが、PAからPAの間は案外距離がある。
遠いなぁ。
本当に行けるのかなぁ?
このままPAで朝日を待とうか?

なんてことも考えながら、再び出発する。
これの繰り返し。

ひるがの高原を抜けると、標高が下がって霧が晴れた。道路の両側に夜景が広がり、追い越し車線もある。
もう大丈夫。
そんな気がした。

岐阜羽島ICで高速を降りたのが、午前2時頃。
出発してから約5時間が経過していた。近くの道の駅にパパが迎えに来てくれて、そこからパパの誘導について一般道を走った。
目を覚ましたちーちゃんも、パパが登場したことで俄然元気になる。
ママがダウンしてもパパがなんとかしてくれる!
こう思ったに違いない。

パパの家に着いて、日が高く昇るまで爆睡した。
あー、これでなんとか。
冒険の片道は終わり。
帰るのはできるかなぁ・・・。


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