子の年齢:5歳7ヶ月
楽しみにしていたキャンプの日が来た。 毎年行ってる珠洲の海。 エメラルドグリーンの静かな砂浜のはずなのだが、ここ数年天気に恵まれたことがない。
今年は冷夏で長雨だが、先週末にドカっと降ってからは、気温が上がると信じていた。天気予報も、曇りのち晴れ、だし。
張り切って朝5時に出発した時、小雨が降っていた。 そのうち止むだろうと思っていたが、一向に止む様子はなく、到着するまで降り続いていた・・・。
雨は降ってはいたものの、無風状態で海はベタ凪。海の中も意外なほど透明だった。 でも寒くて砂遊びする気分にはならないよ。
天気が悪いのでパパはキャンプの設営にそわそわしている。 寒いビーチはとっとと切り上げて、小雨の中テントの設営をする。
タープまで出来たら、テーブルと炉を設営して、夕食まで間があるのに火を起こし始めた。 ちーちゃんは退屈して、ご近所さんにちょっかい出している。
トイレの近くのサイトでキャンプしているお宅では、年の近い子どもが3人いて、ビニールプールで水遊びしていた。お父さんもフランクでとてもいい人なので、ちーちゃんも水遊びに混ぜてもらって、喜色満面。帰って来ない。
そういうわけで、とっぷり日が暮れてから夕食を食べるハメに。照明が足りないので、調理も一苦労である。道具が暗闇にまぎれてしまうのだ。
な〜んて言ってるウチはまだよかった。 だんだん雨脚が強くなってきて、タープの屋根がたわんできた。 よく見ると雨漏りしていて、もれた雨水で椅子がベタベタ。鉄板の上にもポタポタ雨水がしたたってる。 おまけに風も出てきて、横殴りの雨になってきた。
わー、食後に「おき」を囲んで団欒どころじゃないよー。 テントに入ってとにかく寝ることにする。
テントの中も出入り口付近は濡れていた。
雨音と風の音は夜通し聞こえた。パパが夜中に、タープを直しに行く。
テントの端の方もじわじわと濡れてきている。天井裏もじっとり濡れているのだが、まあまあ快適だ。
明るくなっても激しい雨は続いていた。 パパが湿った残りの炭でなんとか火をおこし、ピザパンを焼いて食べる。 雨脚が弱まるのを見計らって、テントをたたむ。積み直ししている余裕がないので、車に乗せる順番に片付けをしていく。普段はどたーっとしているパパだけど、こういう段取りはしっかりしてる。
なんとか忘れ物ないように片付いた。濡れても着替えは出来たから、濡れねずみで家まで我慢、ってことにはならないし。 考えようによっては、最初に大変な目にあえば、次からは楽勝♪これからもガンガンキャンプに行こう!
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