子の年齢:4歳
スーパーの幼児用のお菓子コーナーには、「これってお菓子?」と首を傾げたくなるようなものが沢山売られている。 キャラクターのグミとか、ケースがトーマスになっているだけのラムネならまだしも、ラムネが1個だけついたヒーローの人形とか、ガムが1個だけついたミニカーとか。 買い物に行く度にそんなのを一つだけ買ってもいいことになっている。 ある日、500円もするお魚の形のゴムが沢山入ったボトルを買うと言って持ってきた。 「500円、他のにしなさい。」 ちーちゃんはとてもとてもそのお魚が欲しかったので、他のものを選ぶ気にならなかった。欲しいものがなければ買わなくてもいいのだが、何か買わないと損した気持ちがするらしく、真剣に悩んでいる。 「早く決めんと、帰るよ。」 「やーだ、待ってよ。智ちゃんわからん。」 なんとか、仮面ライダーのソフビの入ったラムネに決めて、それでもネチネチと車の中で泣き続けた。 「智ちゃん、だってあのお魚欲しかったもん。」 「500円もするでしょ。」 「ママきらい。」 「キライでいいよ。」 「違うもんパパ嫌い、って言ったんだもん。」 「どうして?パパここにいないでしょ?」 「だってパパいつも智ちゃんにイヤなことしてくるんだもん。」 ちーちゃんはなぜだかいつも、ママへの怒りをパパへの怒りにすり替えようとする。 頼りにしている、大好きなママを嫌いになることが怖いのか?基本的には好きだけど時々キライってこともあっていいんだけどね。
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