子の年齢:2歳7ヶ月
金曜の夜遅く、パパが帰ってきた。 今回は2週間ほど居られるらしい。 土曜はわたしの職場のBBQと保育園の夕涼み会があったので親子3人で参加した。 日曜は「はたらく乗り物大集合!」という楽しい行事のある日だったのだが、パパは朝からツーリングに出かけた。
昼ごはんを外食にして「はたらく乗り物大集合」に行きたいところだが、きっちりお昼の分のごはんが炊いてある。 仕方がないのでお昼のおかずの材料を買いに行った。 帰ってきて玄関の戸を開けたところ、義母の声が聞こえてきた。 「もう2歳7ヶ月だいうがに、まだ『ママ、ママ』いうていがりついて、どうかしとるわ(もう2歳7ヶ月だというのに、まだ『ママ、ママ』としがみついて、どうかしている)。」 毒づくような声の調子で、一体誰と話しているのだろう。そんなことはまずわたしに話してくれればいいのに。
複雑な思いで昼食の準備をして、後片付けのときに思い切って聞いてみた。
「帰ってきたとき、『2歳7ヶ月だいうがに、『ママ、ママ』言うてえがりついて』って言うとられるが、聞こえたんですが。では、どうするべきだと思われますか?」 「ええ、敬子さんもこの間(ちーちゃんに)『じいちゃん、ばあちゃんにも助けてもらった方が得だよ』って言うとったろ。外国ではどうかわからんけど、日本で3歳までおっぱい飲んどる人おらんからね。『三つ子の魂百まで』って言うから。」
そこまで話したところで、当のちーちゃんが会話に割り込んできたので、続きが話せなくなった。
なるほどそういうことか。義母も育児に参加している以上、ここはきちっと話し合って断乳すべきかどうか考える必要があるかもしれない。 ちーちゃんの様子が他の子と違うのも事実だし。
ただ、今断乳するのは逆効果なのではないかという気もする。
というような話を、ツーリングから帰ってきたパパも交えてしていたら、突然義母に対するパパの怒りが爆発した。 「調子のいいときだけ出てきて、智のしつけに口出すな!部屋にこもっとれ。」 何てことを!それじゃあここに住めなくなるじゃない。 が、後でよくよく聞いてみると、パパはわたしをかばうために怒ったのではないらしかった。 パパはパパでちーちゃんに、負い目(一緒に暮らしていない負い目)があったのだ。 わたしはわたしで日頃から、保育園の先生に怒られたりもしていて、悩んでいた。 二人とも別々にちーちゃんに負い目があるところに、義母がずけずけと「明日で2歳7ヶ月なのに云々」と言うのでムカムカときてしまったらしい。
そういえば義母はスケジュールやカレンダーが大好きで、7日前後になると毎月毎月、「もうじき2歳と○ヶ月だね」と言う。 だから何をしろ、とまでは言わないのだが。 わたしは日々の雑事にまぎれて忘れているのだが、ご丁寧に思い出させてくれる。 月齢がひとつ上がったから急に大人になれるというものでもあるまい。 かくして、肝心のちーちゃんがママにすがりつく原因は不明のまま、怒った義母は部屋に閉じこもった。
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