子の年齢:5ヶ月1週
先週の赤ちゃん教室で、育児に関して悩みがありますか?と言われたので、「腱鞘炎で手首が痛いが、授乳のために治療(薬物治療)できない」と話した。 母乳をやめてミルクにするか、授乳を続けたいのであれば産婦人科に相談するよう勧められた。 「ハサミや包丁を持っても痛いので、そのうち赤ちゃんを落とすのではないかと不安だ」、と言うと、皆「それは大変ね」「かわいそうね」と言う。 そう言われてみれば、今までガマンしてたけどわたしってかわいそうかも。 月曜日になるのを待って産婦人科を受診する。 「どうされました?」 「手首が痛いです。」 産婦人科で手首の痛みを訴える患者もないものである。 整形外科で授乳に差し支える薬の投与を勧められて困っていることを話すと、 「まぁ、でももうハイハイしてる頃だよね。」 「首も据わってません。」 「え??」 「もう5ヶ月過ぎましたけど、首据わってないです。」 「それは、ちょっと、遅いね・・・。」
思い出した。 今まで薬を飲まずにガマンしていたのは、そのうち首が据われば抱っこが楽になって、腱鞘炎が自然に治るだろうと思っていたからなのだ。 首も据わらないし、腱鞘炎も治らない。 すっかり落ち込んでしまった。
どんな薬をどのくらいの期間飲むのか、整形外科で聞いてきてくれれば相談に乗りますよ、と言われたので、その足で整形外科に行く。 「どんな薬って消炎鎮痛剤ですよ。」 「お薬の名前と一日の量と期間を教えてください。」 「薬はハイペン、一日2錠、期間は人によって1ヶ月で治る人も居れば、1ヶ月半、2ヶ月かかる人も居るでしょうね。」
再び産婦人科に戻って、 「ハイペンを1日2錠、最短1ヶ月だそうです。」 「1ヶ月も飲むの?ミルクに切り替えたほうがいいんじゃない?」 先生が言うには、似たような薬を産後の痛み止めに1週間程度処方しているので、1〜2週間なら服用しながら授乳しても大丈夫だろう、ということなのだ。 「でも、今からミルクなんて。首も据わらないから腹ばいにして泣かせてるのに、この上おっぱいまで止めるなんて、かわいそうで・・・。」
またしても泣いてしまう。 「どうしても授乳を続けたいのなら、薬を1週間だけ飲みたいと整形の先生に相談してみたら。それに首据わりだけど、体の向きを変えたりもしないの?」 「いえ、寝返りで頭だけ残るような感じです。」 「じゃあ、全然心配ないよ。腹ばいなんかすれば泣くに決まってるんだから、普通にしてればそのうち据わるよ。「いい子いい子」して赤ちゃんを育てるのも悪くないけど、無理しないようにね。」
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