子の年齢:4ヶ月
別の友達が、昏睡状態の友達を見舞って、話を聞かせてくれた。 その日の午前中、彼女は二人の子供を連れて夫を空港に迎えに行き、その足で実家に行き、夫を家に残して伯母(叔母?)と4人で山にタケノコ掘りに出かけ、その山中で倒れたのだそうだ。 携帯電話を持っていなかったので、連絡の手段がなく、伯母は一旦家に帰って救急車を呼んだらしい。その間がよくなかったのだろう。つくづく運が悪かったと言う外はない。 現在は自力で呼吸することができないそうだが、心臓は元気だそうだ。その上、今でも定期的に乳が張るのだそうだ(下の子は1歳になったばかりなので、まだお乳を飲んでいた)。
そんなになってもお母さんなのね・・・。
見舞いに行きたければ、早めに連絡して欲しいと言う。 行きたいような行きたくないような。
この目で見さえしなければ、「最近会ってないけど元気なはず」のノリで、元気な彼女を勝手に想像できる。彼女が死にかかっている現実を直視したくない。 磐石に思えた自分の命も、ただ「死に遅れて」いるだけな気がする。
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