2005年04月22日(金) |
It's only rock'n roll! but I like it. |
ロックと小説と酒があれば、まぁいいやという時代がオレにもあった。学生の頃だ。
昨日NHKトップランナーで再放送されたサンボマスターの録画ビデオを観ていて、そういうことを思い出した。
もうオレは32歳で昔ほど小説を読まなくなったし、昔ほどロックを聴かなくなったし、馬鹿みたいに酒を飲む事もなくなった。
酔っ払うとギターを弾いて歌い、アパートの外にでてロケット花火を飛ばして、そんなにうるさいもんだから(たぶん)下の住人に自転車のブレーキを切られて危うく車に引かれそうにもなった。その後自転車からFZR250Rに乗り換えたオレはさらにやかましくエンジンをかけて下の住人の勉強の邪魔をしてやった。
まぁどこにでもいる恥ずかしい馬鹿で迷惑な学生だった。
女の子を好きになってはロックを聴き小説を読み酒を飲んだ。 女の子にふられてはロックを聴き小説を読み酒を飲んだ。
そういえば、オレが大学院の試験を終えた日に当時付き合っていた女の子に呼び出されてふられた事があった。勉強のために1ヶ月くらい会ってなかったし電話もほとんどしなかったから、会ったら久々に一発やろうくらいに思っていたオレとしてはショックのあまり、しばらくチンコも立たなかった。
そんな時もロックを聴いて小説を読んで酒を飲んだ。 毎日本屋に行ってはなるべく小難しそうな(大江健三郎とかね)小説を選んでは読み耽った。
そんな事を思い出したのは久しぶりだ。 全部サンボマスターのせいだ。 一曲目の「歌声よおこれ」でオレは不覚にも涙が出そうになった。 32歳のおれが、NHKのトップランナーの再放送の録画ビデオで涙を流しそうになるなんて。。。
二曲目に歌った「美しき人間の日々」の最後で、山口は熱い口調でこう言った。 「こんにちは!サンボマスターです!!」
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