大学生のころ月に1回友人宅に集まって、夕方6時くらいから翌朝6時くらいまで焼肉大会が開かれていた。
まぁ貧乏学生が小金を集めて飯を食うってのはよくやるよね。
しかしそのメインは焼肉ではなく
悪口
そう、約12時間にもわたって悪口をいいまくる大会なのだ。
その会が始まった当初は特に決まっていなかったのだが、いつしか
「悪口以外を話したらだめ。しかもその悪口はひねりが効いてないとだめ」
というルールが出来上がっていた。
だから「岸本がむかつく」とか「山本は馬鹿だ」とかそういう悪口はだめ。
そういうのは場がしらける。
まずは宴の準備をし肉を焼き始める。米は5合を2回炊く。
みんな馬鹿みたいに飯を食った。
うまいうまいとオージービーフを貪り食ってると
誰かが口火を切る。
「小川くんってハトに似てない?」くらいのジャブから入る
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「てか限りなく人間に近いハトなんじゃない?」とさらに乗っかる
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「小島って誰かに似てるよな?有名人」
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「あぁ似てる似てる。あれだよバッタだよ。バッタに似てるよ」
もぐもぐ。じゅーじゅー。
そんな感じで悪口を続ける
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「田中さんの鼻の穴でかすぎね?」くらいのジャブがまたはいる
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「でかいっていうか部屋だよあれは。いわゆるひとつの部屋」
もぐもぐ。じゅーじゅー。
「おまえんちよりでかいよ。4LDKくらいあるらしいよ」
まぁこんな感じであいつの口はくさいから今度ロッカーにモンダミンを置いておこうとか、あの教授は筑紫哲也のにせものだとかそんな話を延々と続ける。
この時の心境は「悪に徹する」ことがポイントだ。
少しでも良心を残しておくと 「そこまではいいすぎだよ」となって盛り上がらない 悪に徹して徹してなおかつみんなを笑わせようと考えると ふとしたときに「神」が降りてくる時がある もうみんな凄いナイスな表現がばんばん飛び交うときがある たぶん参加者のケツには尻尾が生えていたと思う、先っちょがスペードマークになった尻尾が。
そういうのを朝方までやる
で会が終わるとまた普通の生活に戻る。 普段は結構みんな気のいい連中なのだ。 てか無茶苦茶やさしいヤツ(吉之助じゃないです)とかもいた。
こういうのってすごくストレス解消になるので 是非みなさんお試しください
やらねぇかw
おれまたやりたひwww
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