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万能感と戯れ
僕は世界で一番賢いんだと思った。
僕は世界で一番偉いんだと思った。
僕は世界で一番強いんだと思った。
僕は世界で一番かわいいんだと思った。
僕は世界で一番かっこいいんだと思った。
僕は世界で一番尊いのだ、と思った。
僕はなんでもできるとたかをくくって、
なんにもできない大人になった。
僕は機械(社会)を動かす螺(駒)でしかなくて、
壊れたら取り替えのきく代物だった。
僕は世界で一番。
僕は、
何処の世界で?
僕は世界で一番儚い。
全てと同等に。
2007年07月07日(土)
「「「「空、青いよ。雲、白いよ。「「「「
/ 空月遥
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