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| 2004年07月08日(木) ■ |
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| 「家計から見る日本経済」岩波新書 橘木俊昭 |
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「家計から見る日本経済」岩波新書 橘木俊昭 日本経済に元気が戻らない。なぜか。一番の稼ぎどころの「消費」に元気が無いからである。なぜか。年金、福祉、共稼ぎ、サービス残業、幾つかの要因があり説得力持つ「数字」でもって説明される。あるいは学者からの指摘で、あらためて、ああなるほどな、ということも多かった。消費行動にはデモストレーション効果(「3種の神器」とか)がおおきいとか、魅力的な商品の開発が必要であるとか。元気に戻す対策では幾つかはっきりしないところはあったが、分析部分は数字に疎い私でもなんとか付いて行けるレベルだった。
家計というのは日本経済の土台部分である。上から下を見るよりは、下から上を見たほうが物事の本質ははっきり見えるようになる。(04.04)
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