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| 2004年06月26日(土) ■ |
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| 「高村薫の本」別冊宝島 |
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「高村薫の本」別冊宝島 高村ファンにとってはたまらない本だろう。特に合田雄一郎ファンにとっては「素晴らしいニュース」も含まれているし。ただし、高村薫未読の人や、1冊ぐらいしか読んでいない人にとってはちょっととっつき難いかもしれない。それと、読本にしては詳細な著者年表が入っていないのも不満ではある。しかしそれ以外はおおむね満足一部大満足の出来である。編集の皆さんには「ご苦労様でした」といいたい。
これから秋にかけて「レディージョーカー」の映画化等でまたぞろ高村薫が話題にのぼるかもしれない。しかし基本的にはそれだけでこの本を手に取ると痛い目に会う。私でもまだ読むのは先にしたほうがいいかな、という特集があった。特に冒頭の爆笑問題太田光インタビューはまだいいとして、第二特集の高村薫と竹内洋の対談は「晴子情歌」を読んでいない私には非常に読み辛かった。その辛さも高村薫の魅力ではあるのだが。(04.03)
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