日々あんだら
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2018年11月29日(木)









今日、届いた荷物の中の防水袋を開けたら、中の空気がしっとり湿っていた。
うおー、屋久島の空気、やっぱり湿度高いんやなぁ!

山に入ると当然もっと湿っていて、レンズやフィルターがすぐに曇ってしまう。
こまめに拭きながらじゃないと、ソフトフィルターみたいな写真になる。
一度、ズミクロンの中玉が結露してしまって、青ざめたこともある。
本当に大切なレンズ(ズミクロンは形見なのだ)は、屋久島の山には持っていかない方が良い。

でも、この湿度が他の森にはない苔の密度を生み出してるんだと思う。
切り株や倒木や岩や、生きている木の表面にまで、苔がびっしり生えている。
そこに他の木の種子が着床して、芽を出し、成長していくのも見られる。
それらに着床した種子は、光や養分の点で地面に着床した種子より有利で、成長が早いらしい。
そしてその木も、いずれ倒れて次の生命へ繋がっていく。

いろんな山に登ってきて、生命力に溢れた素晴らしい森もたくさん見てきたけど、
この島の森ほど「生命の循環」を感じる森にはまだ出会ったことがない。
おれが何回も屋久島に通うのは、それも理由のひとつのような気がしている。


そんなわけで、6回目の屋久島に行ってきました。
今回は龍神杉と太忠岳へ、それぞれ日帰りで。
でも、5日間じゃ物足りひんかった!また近い内に行こう。


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