日々あんだら
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2018年11月05日(月) |
『染まる。』(またまた事後報告) |
えーと、10月24日〜11月4日まで、南青山のギャラリーナダールで開催された、 「山の思い出/海の記憶/空の記録」展に参加させてもらってました。 前回のオールドレンズ展(略)の事後報告をこの日記に上げた時、 「次は事前に報告しますね」と書いたにも関わらず、またしても事後報告ですみません。
今回はその名の通り、山・海・空をテーマにした写真展、僕はもちろん、山をテーマに、上の3枚を展示しました。
僕の山は、危険なところ、難しいところにガンガン突っ込んで行くスタイルではなく、 スピード重視でどんどん前へ進んで行くスタイルでもありません。 ましてや、スタンプラリーのように百名山を片っ端から登っていくスタイルでもありません。 周りを眺めながらのんびり歩き、気になったところで写真を撮り、 早めにテン場に着いたらテントを張ってゴロゴロしたり、近くをブラブラ散歩したり。 時に近くのテントの人たちと仲良くなったり。 日が沈むのを眺めながら晩ご飯を食べて、日が暮れたらコーヒーをすすりながら読書して、 みんなが寝静まった頃にテントから這い出して星空を撮ったりします。 で、翌朝暗い内から起き出して、テントを撤収して夜明けとともに歩き出す、 そんな風に、山にどっぷり浸るのがなにより大好きです。
今回の企画展に際して、「山に浸ってた時の写真を出そう」と考え、パッと頭に浮かんだのがこの3枚でした。 選ぶのに、ホント1時間かからなかった。
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逆に悩みに悩んだのがタイトル。 本当は、写真に言葉を添えるのが苦手なのです。 見せる写真に意味や思いを込めるのは撮った人の自由だけど、 それをどう受け止めてどう感じるのかは見る人の自由だと思っていて。 撮った人の思いと、全然違う感じ方をされても、それはいいんだと思います。
なので、そこに下手に言葉を添えて、見る人の感じる自由を制限したくない。 できれば、全部「無題」で出したい。写真だけで感じて欲しい。 でも、自分の写真にそこまでの力がないことはわかっているので、毎回悩んで言葉を添えるのです。
今回は紆余曲折して、ネームプレート3枚作りました。(笑) 「山に浸る」とか「山に溶ける」とか、そんなイメージの言葉がいいな、とずっと悩み、 悩みに悩みに悩んで、会社のトイレでふと浮かんできたのが「染まる。」という言葉。 浮かんだ瞬間、もうこれしかない!と決定したのでした。(仕事しろ)
そんなこんなで出展した作品、皆さんにはどう見てもらえたかな? いただいたメッセージカードを何回も読み返して、ニヤニヤしています。 展示って、やっぱり楽しいものですね。^^
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