日々あんだら
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2012年07月31日(火) |
旅2日目(黒部立山アルペンライン) |
旅2日目。 早起きして6時40分にホテル発。 朝ごはんがついてたんだけど、7時からなので断念。 駅のコンビニでクリームパンとカレーパンとおやきを買って食べる。 通勤のサラリーマンや、部活に向かう高校生と同じ電車に乗る。平日旅バンザイ。 富山〜信濃大町は電車、信濃大町〜扇沢はバス。 信濃大町の駅で反対側の立山駅まで通しのチケットを購入。9000円くらい。たけー! 9時前に扇沢に着いたらすでに観光バスが何台も停まって、たくさんの人がいた。 トロリーバスの切符売り場に並んでたら、前に立ってた人が列から離れて連れの人と相談に行ったので、 前に進んで切符を買おうとしたら戻ってきたその人に押しのけられる。 で、切符を買って去って行く時に舌打ちされた。なんやあいつ? …と思ってたら修学旅行か何かで来てた中学校の先生だった。 あんな教師に教育される子供ってかわいそうやなぁ。 気を取り直して切符購入。荷物がでかいのでさらに200円追加料金を払う。 トロリーバスの改札口に並んで待つ。後ろにはもう長蛇の列。 そこへ駅員さんが「お客様に申し上げます。改札開始までもう少々お待ちください。誠に申し訳ありません。…お弁当いかがですか!」 一同爆笑。 その後も「上からの情報によりますと、本日は全線に渡って晴れとなっております。…お弁当いかがですか!」 「黒部立山アルペンルートで、この扇沢のみが長野側の駅となっており、ここでお弁当を買われますと、…大変お荷物になります。…お弁当いかがですか!」 なんなんこれ?鉄板ネタ?(笑) そして「予想通り、本日も1個も売れませんでした。それでは皆様、笑顔で行ってらっしゃいませ」で締め。 並んでた乗客からスタンディングオベーション起きました。^^
トロリーバスで数分トンネルの中を進むと、そこは黒部駅だった。半そででは寒いくらいの気温。 そこから階段をビルにして10階分くらいふうふう言いながら登る。 そして階段を抜けると、そこはこんな光景だった。
知ってる!ポスターとかで見たことある!!ということで、黒部ダム到着。 放水だけではなくて湖の色とか、遠くの山々に白く光る雪渓とか、とても美しい景色。 写真を山ほど撮る。(笑) 撮り終わって展望台から降りる。 お土産物売り場とか、食堂とかの辺りに中学生がいっぱい居てウザい。 食券買い終わったのに食券販売機の前に溜まってたりとか。 まあ、ああいう教師に教えられてたらこうなるよね、という光景。 本当は名物の黒部ダムカレーを食べたかったんだけど、あまりにウザいので先に進むことにした。
ダムの上を渡ってケーブルカーで黒部平へ。 黒部ダムカレーの代わりに普通のカツカレーを食べる。なんか残念。 ここはそんなに眺めは良くないけど、高山植物がいっぱい生えてて綺麗。 その辺をブラブラ散歩してたらスタッフのポロシャツを着たおねーさんに声をかけられた。 「珍しいカメラ持ってますね」またオートコードに食いつく人が! 「写真とかお好きなんですか?」と聞いたら「ええ、職業柄」と返された。 記念写真係の人でした。なんて間抜けなおれのセリフ。(笑) あまりに興味を持ってはったので、オートコードでおれの写真を撮ってもらう。 お返しに、オートコードでおねーさんの写真を撮ってあげる。 現像したら送ろうかな、と名前を聞こうとしたら、急に時計を見て「やばっ!」と叫んで走って行ってしまった。 どうやら、ロープウェイが到着する時刻になってて、そっちの仕事があったらしい。(笑) ここから今日の宿泊の室堂まで歩いて行こうかと思って詳しそうなスタッフさんに聞いてみたら、 歩いて4時間くらいだけど、雪渓をいくつか越えなくてはならないので、それなりの装備がいるとのこと。 断念。 おれのモットーは「お気楽登山」だ。(笑) その次の次のロープウェイで大観峰へ。
大観峰で黒部湖を見下ろして何枚か写真撮ってから、お土産物売り場を覗く。 そうしたら、そこの売り場の女の子4人からまた「かわいいカメラですね!」と声をかけられた。 どうしたんだ、今日は。いつもはおっちゃんおばちゃんにしか声かけられないのに、今日は女の子ばっかやぞ。 オートコードありがとう!(笑) 記念にオートコードで写真撮らせてもらう。今度はきちんと送り先聞いたぞ。(売店の住所やけど。笑)
そして今日の最終目的地、室堂平へ。 室堂平は、ハイジの世界だった。(笑)
宿泊予定の「みくりが池温泉」へ。 チェックインして荷物を置いて、必要なものだけアタックザックに入れ替える。 ホントは地獄谷を周遊しようと思ってたんだけど、昨日からガスがたくさん出てて入れないらしい。 昨日、勝手に入った3人が倒れて病院に運ばれたらしい。アホや。(笑)
今日どこかオススメのお散歩コースありますか?と山小屋の女将に聞いたら、「明日は縦走するんですか?」と聞かれた。 雄山に登って御来光を見るつもりはあったけど、そのまま降りてくるつもりだったので否定すると、 「縦走も楽しいですよ」とプッシュされる。(笑) まあ、縦走しないということで、雷鳥沢までのお散歩コースに決定。往復1時間半くらい。 歩いてたら向こうから高校生の集団がヘロヘロになってやってきた。 「どこまで行ってたん?」と聞いたらさっき女将に勧められた縦走コース。(笑) 「どうやった?」と聞いたら「きつかったけど行けますよ」という回答。 そうかー。そうかー。よし、行っとくか! …この時点で高校生と三度目の年男なおっさんとの体力差は考慮に入れていない。(笑) 雷鳥沢にはまだ雪がこんなに残っていた。7月ですよ!7月最終日ですよ!?
そして雷鳥沢からのUターン。 来る時には下りが多かったのである程度予想はしてたが…帰りはきつい。^^; 明日、縦走して最後にこの登りは心が折れそうやなー。。。 でも、すごくいい天気で、空を見上げてたら元気になる。
山小屋に戻って、ひとっ風呂浴びて(ちなみにここは日本で一番標高の高い温泉らしい)、夕食まで外で夕日待ち。
コーヒーと、本と、カメラと…好きなものが集まっている。なんか幸せ。^^ そしてここでも、おじさんおばさんたちがオートコードに食いついて来まくるのでした。 「私、昔ローライ使ってたのよー」とか言うおばちゃんも居て、密かにライバル心を燃やす。(笑) この日、一番綺麗だったのは東の空ではなくて西の空だった。十三夜の月。
夕食は山小屋とは思えない豪華さ。お刺身はあるわ、白エビのから揚げはあるわ。 オプションで幻魚のから揚げまであるやんけーーー!!!もちろん注文。(笑) 同じテーブルについたおじさんや女の子から立山連邦縦走の情報を仕入れつつ、楽しく食事。 (ちょうど女の子が単独縦走してきたばっかりだった) いやー、この山小屋、温泉はあるわ、水は飲み放題組み放題、充電し放題。 部屋は雑魚寝やけど1人布団1枚分のスペースがあるし、仕切りのカーテンはついてるし、 枕カバーもシーツも清潔、トイレも清潔、スタッフの人たちはみんな丁寧で親切。 今まで、富士山の山小屋しか知らなかったおれにとって衝撃的な山小屋でした。 ここは山小屋ですか?それとも楽園ですか?(笑)
なんてことを思いつつ、翌朝に備えて9時就寝。
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