日々あんだら
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2012年06月02日(土) エアーフライパン

一人暮らしを始めた学生時代より十数年、僕は「取っ手の取れるティ○ァール」のフライパンと鍋のセットを使って来た。
「愛用」というほどではない。この十数年間で、まともに料理をしていた期間は全部合わせても2年には届かないだろう。

が、最近困ったことが起きた。
2つある取っ手が、2つとも壊れたのだ。
具体的には、取っ手をフライパンなり鍋なりに付けた後、抜けないように出て来るストッパーが
引っ込んだまま出て来なくなった。
困った時の強い味方、KURE5-56をストッパーが出て来るはずの隙間から噴射してみたが効果無し。
途方に暮れた。
「取っ手の付かないティ○ァール」になってしまった。(笑)

ということで、鍋やフライパンを買い換えないとなー…と思っていたんだが、
先日、職場で回って来た生協のチラシをぱらぱらめくってたらその文字が目に飛び込んできた。

【エアーフライパン】

なんやそれは!?
フライパンを持たずに料理をする振りをするんか!?
とびっくりして二度見すると、なんと底が二重構造になっていて空気の入っているフライパンのことだったのだ!
(そりゃ、料理の振りだけじゃ商品にはならんよね…笑)

なになに?
二重構造になっていてそこに空気が入っている?
その空気が熱くなりすぎると、底に開いてる穴から熱い空気が逃げる仕組みになっている?
そのため、フライパンの表面が180℃前後から上がりすぎないようになっていて、
目を離していても焦げません、油も不要…マジか!?
よし、買った!!


…と、即断したんだけど、眉唾だなとは思っていたんですよ。
まあ、そこまで謳っておいて焦げてもうたら却っておいしいやん?
普通のフライパンの数倍はするお値段やけど、話のネタとして考えれば高すぎる値段でもない。
(なんせ僕はウケるためにプリン1個に6000円弱出す男である。笑)


そしてそして、今週の半ばくらいに注文したのに、今日いきなり届いたのです。
早っ!
納期待ち数か月は当たり前、忘れた頃に届くと評判の弊社生協の仕事とは思われへん!!
…そんなに在庫を抱えてたのか。。(笑)

で、さっそく開梱。



まあ、見た目はちょっとゴツい普通のフライパンですわ。



裏返してみると、3本のネジ。二重構造の証ですな。(笑)
そしてこの3つの穴から熱くなりすぎた空気が出て行く構造になっているらしい。

よし、さっそくなんか焼くぞ!!と思って、迷わず焼いたのは目玉焼き。(笑)
2分くらい、強火で空焚きして、十分に熱したところで中火に落としてから食材を入れればいいらしい。
なるほどなるほど、と2分くらい待ってたら、かすかに笛のような音がし始めた。
これか!これが空気が穴から出て行ってる音か!!

と、ちょっとテンション上げながら中火に落として卵投入。もちろん油なんか引かないぜ♪
少し火を通した後で水を入れて蓋をする。
そして…目を離して部屋の整頓とかしちゃうぜおれ!チラシの説明書きを信じる!
おれ、チャレンジャー♪♪♪
(これで焦げたらおいしいのに…とか思っている。笑)

しばらくたってから、恐る恐るフライパンを覗き込んでみる。すると…


あれ?なんかちょっと焦げてへん…?

目玉焼きをお皿に上げてみる。


こんなん残りましたけど…(笑)
これはもしかして「話のネタ」的な方か?そっちなのか!?
一気に高まる期待感!!


と思ったけど、出来上がった目玉焼きは普通に美味しく焼けてました。。。
フライパンに残った焦げみたいなのも、水につけてスポンジの一拭きでキレーに剥がれました。
どうも焦げというほどのものにはなってなかったみたい。

というわけで、エアーフライパン、普通に使えます。
普通に便利です。
これからも、普通に使わせてもらおうと思います。





…嬉しいんだけど、なんかちょっとガッカリ。(笑)


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