日々あんだら
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使い込まれた道具は美しい。 高価なもの、新しいもの、凝ったもの、キラキラと輝いているもの。 そんなものよりも、シンプルなもの、実用的なもの、長く使われてきたものに惹かれるようになった。
そう思って見回すと、何気なく昔から使って来たものにそういう美しさが宿っていることに気が付いた。 高校生の頃から使っているベルト。 中学生の頃に祖父からもらった時計。 高校生の時に自分で買ったG-SHOCK。 高校の野球部の監督の新婚旅行のお土産のマグカップ。 大学の入学祝いに、小さい頃からお世話になっていたおばちゃんがくれたコーヒーメーカー。 大学生の頃から何度となく読み返した文庫本。 …
どれも決して高価なものではないんだけど、僕にとってはどんな高価なものよりも価値があるのだ。 (そして捨てられないものが増えて行って、部屋がどんどん狭くなる…笑)
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そういえば、納屋に長いことしまわれていてすっかり錆びついてしまっているものや、 ホームセンターとかに売られている新品のものは今までも見たことがあったけど、 現役バリバリで使われている鉈って初めて見たような気がする。 かっこよかった。
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