日々あんだら
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この週末、奈良・京都のお寺巡りをしてきた。 行くとこなくて、じゃあ奈良と京都でも行くか、そういや奈良は時々行くけど、大仏はもう20年以上見てないな、 と思い立ち、JRで大阪から奈良に向かってたら途中で法隆寺駅に着いた。 あ、そういや法隆寺って行ったことなかったわ。と気づき、途中下車。(笑)
そんな感じで、期せずして法隆寺(飛鳥時代)→東大寺(奈良時代)→翌日、東寺(平安時代)と 時代に従って巡って来たんだが、どんどん仏像の技術が進化していってて面白かった。 飛鳥時代の仏像はやはり写実性に劣るし、細工も後の時代のものに比べると大雑把な感じがした。 (技巧と仏像の良し悪しはまたちょっと別の次元なんだろうけど。←僕にはわかりませんが) 小学校の修学旅行でも東大寺と京都のお寺(どこだっけ?)は回ったはずなんだけど、 その時には全然気づかなかった。。というか、小学生って仏像に興味ないよね。^^;
ところで、どのお寺にも国宝があって(お寺の建物自体が国宝だったりもするんだけど)、重要文化財があって… なんだけど、素人目にはなんでこれが国宝なのに、となりのあれが重要文化財なのか、はさっぱりわかりません。 法隆寺の金堂に釈迦三尊像と薬師如来座像と阿弥陀如来座像があって、前者2つは国宝なのに薬師如来座像だけ重文。 なんで?と思い近くにいたお寺の方に聞いてみると、教えてくれました。 「阿弥陀如来像だけ平安時代に盗難に合いまして、今あるのは鎌倉時代に作られた新しいものなんです」 鎌倉時代のものを「新しい」と言う感覚。おそるべし、法隆寺。さすが日本最古のお寺。^^;
東大寺では小学校の修学旅行以来に大仏殿に入って大仏さまを拝む。 奈良には時々行ってたんだけど、いつも大仏殿の前を素通りしてたんですよ。二月堂が好きだから。(笑) でも、ひさしぶりに見た大仏はやっぱりでかかった。でも衝撃度はやっぱり小学生の頃の方が大きかったなぁ。 今なら鼻の穴をくぐれるかも!?と思ったけど、一人であれにチャレンジするのは恥ずかしいのでやめました。 やっぱりあれは、前で手を引っ張ってくれる友達と、それを撮る友達がいないと様にならん。 最少実行人数3名様より。(笑)
東寺はayaちゃんと一緒に行った。 生まれて初めてですよ。一応でも真言宗のくせに。^^; ラッキーなことにちょうど五重塔が公開されていて中を見ることができた。 お寺って、今見るとどれも落ち着いた雰囲気だけど、建立当時は極彩色やったんよね、あれ? 今の僕らのイメージは「お寺=渋い」だけど、昔の人の感覚では「お寺=けばけばしい」だったんじゃなかろうか。(笑)
その後、僕のお気に入りの某寺へ。 そんなに大きくないし、JRの駅からも阪急の駅からも遠いし、世界遺産でも国宝でもないし… それでいつ行っても人は少ないんだけど、そのお寺の庭はすごくいい。いわば、隠れ家的お寺。(笑) いつもいつも行くわけではないんだけど、数年に1回、無性に行きたくなるのだ。しかもなぜか冬に。 この9年で3回目の訪問、やっぱりいい庭で、人が少なくて、とても落ち着いたのでした。 また数年後、行きたくなったら行ってみよう。冬に。(笑)
別に信心深いわけでも、仏像に大きな興味があるわけでもないんだけど、お寺巡りが楽しくなってきた。 それだけ歳を取ったってことですかねー。もちろん、いい意味でね。^^
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