日々あんだら
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2011年11月17日(木) シルキータッチ




万年筆を修理に出した。
オカンからもらったモンブランの万年筆を愛用してるんだけど、
首軸のペン先に近いあたりから、いつもインクが漏れて来るようになった。
前にも書いたけど、モンブランが一番経営が苦しかった1970年代の万年筆。
しかも、その中でも廉価版。耐久性に欠けるのはわかっている。

会社からの帰り道、某有名文具店に持ってって修理をお願いした。
そしたら案の定、首軸にひびが入っててインクが漏れて来てる、ふさげない、とのこと。
そして古い万年筆なので、メーカーにももう部品はない。

そうか、ならば仕方がない。
こんなこともあろうかと、同じ型番の万年筆をもう1本、ヤフオクで落として持っていたのだよ。(笑)
それ(2号機)は、ペン先が曲がっているだけで後はどこも悪くない。
それを持ち込んで、1号機のペン先を2号機の首軸に付け替えてもらうことに。
(だって1号機のペン先はおれの書き癖の角度にペン先がすり減って馴染んでいるのだ。^^)

これで完璧〜と思ってたら数日後、お店から電話。
「同じ万年筆に見えたんですけど、分解してみたら全然違う構造で、取り替えられませんでした!」って、うそ!!!
どうやら、製造の年代によって外観はあんまり変えずに中の構造だけ大幅に変えてしまったらしく。
「2号機の構造は、私も初めて見ました」と店員さん。そんなレアもの!?(笑)

ということで、相談の結果、とりあえず1号機はそのままの状態で戻す、2号機のペン先の歪みを直す、という結論に。
1号機と同型の3号機を見つけるまで、それで繋ごう。


ということで(ここまで前置き。長かった。^^;)今日その修理が終わったので受け取りに行ってきました。
いつもの店員さんが預けていた万年筆を出してきて、修理の状況を説明してくれて、
「ものすごくいい書き味になってますよ。」とドヤ顔で微笑む。(どんな顔?笑)
ほほぅ、そこまで自信ありげに言い切るか、と試し書きをさせてもらうことに。
そしたらもう!
なにこれ!!このシルキーな書き心地!!
今までこの型の万年筆の実力を誤解してた!!
びっくりする僕を見てドヤ顔さん(仮)が「それがその万年筆本来の書き味なんですよ」と微笑む。
く、悔しいけど、嬉しいから許す!!(笑)

ちなみに、試し書き用に入れてくれてたインクはモンブランのロイヤルブルー。
明るいブルーで好きな色でもあるんやけど、でもいつも使ってるミッドナイトブルー(ブルーブラック)の方がいいなぁ。
ロイヤルブルーで白い紙の上に文字を書くと彩度が高くて目に刺さる。
もう1色持っているブラックも、白い紙の上ではコントラストが強すぎる。
ミッドナイトブルーくらいが、落ち着いた色とコントラストで見ていて疲れない気がするのです。

ということで、インク入れてもらったのに申し訳ないんだけど、ミッドナイトブルーのインクも買ってきました。
去年の春に買ったインクが、最近酸化が進んで酸っぱい臭いを放ち始めたので。(笑)
もうほとんど使い切ってたからええんやけど…1〜1.5ヶ月で大学ノート1冊書ききるくらいのペースで万年筆使ってても、
使い切る前にインクがダメになるのかー。
やっぱりモンブランのインクは多すぎるのだ。半分の量にして半額にしてくれたら嬉しいな。(笑)


ま、そんなわけで、明日からはシルキータッチな2号機でガンガン書くことにします。^^


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