日々あんだら
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2011年11月05日(土) カレーへの栄光の道

というわけで、6年ぶりにカレーを作ってみようと思ったのである。
なぜなら、漢だから。(←「おとこ」と読むように)
そしてカレーが「TOP OF 漢の料理」だから。

朝起きて洗濯機を回して歯医者に行って帰って洗濯物を干してから材料を買いにでかけた。
今、おれの部屋にある食材は米だけである。

普通にビーフカレーにしようと思いまずはいつもの八百屋さんに行ってみたのだが、
きのこ類がやたらと目につく。悩んだ末にエリンギと舞茸を購入。
カボチャも買った。アスパラも買った。
ニンジンとジャガイモとタマネギはもちろん必須である。
全部で640円。まあまあお買い得ではないか?
会計を済ませて野菜を入れたエコバッグを肩に掛けたその重みで思った。
今日は野菜カレーだ。




頑なに己の道を貫き通すのも漢ならば、己の置かれた状況に応じて最適な道を選択するのも漢である。
ビーフカレーが野菜カレーになったとて、なにも恥じることはないのだ。

その後スーパーに向かい、(おれの中で)こくまろとの一騎打ちを制した2段熟カレーを買って帰宅した。


もちろん、漢は黙って辛口である。

まずは根菜+カボチャを切る。
さすがに全部使うとウチにある鍋から溢れてしまうのはわかっているので、
ニンジンとジャガイモは1個ずつ、カボチャは1/4のさらに半分である。



これだけ厚みに差があっても気にしない。
なぜなら漢だから。

煮込み時間を短縮するため、まずはそれらを電子レンジで蒸す。


これが後からあんな怪奇現象を引き起こす原因になろうとは。。。


次にタマネギを炒める。


目指すはもちろん「こんがり飴色」である。
…が、なんか若干焦げたような気もする。
でも気にしない。
漢の料理は「大雑把」が基本なのである。




水(もちろん目分量)を入れて沸騰したら、蒸し上がった野菜を投入。
黒こしょうをガシガシかけて、キノコ類をそのあとで投入。
(さらにアスパラは後から入れた)




今日の隠し味は1杯のコーヒー。
これでコクが出る!とミスター味っ子に書いてあった。(笑)

この辺から灰汁が出てくる。
おれの大好きな灰汁取りの時間である。
自分でも何が楽しいか全くわからないんだけど、小学生の頃から灰汁取りが楽しくて仕方ないのだ。(笑)



こんなに煮え立たせていいのか?という疑問が出てくるが、気にしない。
なぜなら…(中略)…だから。

楽しい灰汁取りタイムが終わったところで、いよいよルーを投入。
水が目分量だったのでルーももちろん目分量。
1箱8個入りで、全部入れると8皿分らしい。
もちろん、ここで一気に投入、などという暴挙には出ない。
最初4個は一気に投入し、後は味やとろみを見ながらルーを足したり水を足したりして、自分の好みにぴったりなポイントを見つけるのである。




結局、8個全部使い切り、鍋いっぱいのカレーができた。
…最初から全部入れとけや、などと突っ込んではいけない。
なぜなら、漢には過程も大事だから。
(どうでもいいけど、変換一発目に「男には家庭も大事だから」と出たのは偶然だろうか。笑)


そんなわけで、あとは冷凍ご飯を解凍し、カレーの完成である!!


おれ、やればできる!やればできる子なんだ!!
(なにを大げさに、と呆れてはならない。なんせこの僕は全自動炊飯ジャーでの炊飯に失敗した男なのだ。T-T)

が、ここで不可思議なことに気づいた。
あれだけ大量に入れたカボチャがどこにもないではないか!!
…そう、灰汁取りに熱中してしまった結果、通常の時間くらい煮込むことになってしまったため、最初に蒸しておいたカボチャが溶けて消えてしまったのだ。。。

だが、これは失敗ではない。
カボチャは消えてしまったが、どこかに飛んで行ってしまったわけではない。
ルーの中に溶け込み、カレーにまろやかさと栄養分を加えてくれたのだ。
ありがとう、カボチャ。君のことは忘れない。


ということで、ひさしぶりに作ったにしてはまあまあおいしかったです。
でも、もう一味何かが足りんなぁ。やっぱりこくまろにすべきだったか?
ニンニクすりおろして入れたらもっと旨いかもしれん。




ごちそうさまでした。
このまま、火曜日頃まではずっとカレーの予定です。(笑)


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