日々あんだら
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声が出ません。 祭りでおらびすぎたーーー!!! (※「おらぶ」=「叫ぶ」とか「怒鳴る」とか「がなる」とかいう意味の島の方言)
もうね、ハスキーボイスとかいうレベルは越えて、自分でも耳障りなノイズしか出て来ない。(笑) 腹から出せば声も出るんやけど、まさか職場でそんな大声出すわけにもいかない。 ということで、耳障りなノイズで仕事してます。 周りのみなさん、ごめんなさい。
なにが原因て、おれと同じ棒を担いてた高校生たちが声出してなかったのが悪い!! その分、おれがおらばなあかんかったんやんかー!
毎日毎日のど飴をなめ続けてるので、腹が出てきました。マジで。 そろそろ治ってくれないと、リバウンドしてしまいます。
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さて。 小豆島の太鼓祭りでは、宵祭りなどで太鼓台を引っ張って、町中を練り歩きます。 その時、ずっと伊勢音頭を流してます。 (昔は生歌で歌ってたんやと思うけど、今は録音したのを大音量で再生しながら歩く。笑) まあ、馬場に入れば生歌なんですけど。
で、その伊勢音頭。 ウチの地区の音源を去年かおととしくらいに録音しなおしたらしく、前より聞き取りやすくなりました。 合いの手の部分は物心ついた頃には覚えてたんやけど、ソロ(?)の部分は今までよく聞いてなかった。 で、聞き取りやすくなったんですが…
「伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城で持つ」 これはいい。有名なフレーズやね。 「ねえちゃん木登り 下から見れば …(以下忘れた)…」 は? 「椅子になりたや 風呂屋の椅子に そそを舐めたり 眺めたり」 をい。 他にも後家がどうのとか、そんなエロガッパな歌詞がいっぱい。 なんじゃそりゃーーー!!(笑)
今まで、伊勢音頭って伊勢神宮の音頭やと思ってました。 だとしたらこの下ネタ満載の歌詞はどうしたものか。 そもそも、なんで伊勢音頭を小豆島の祭りで歌う?
そんな疑問が湧いてきて、ウィキで調べてみた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E9%9F%B3%E9%A0%AD
これによると、伊勢音頭は、江戸時代にお伊勢参りをする人たちが道中歌ってた歌が、 全国に広まって派生していったものらしい。 (源流は、伊勢遷宮の用材を運ぶ御木曳(おきひき)の木遣(きやり)唄らしい) で、お伊勢参りの道中に女郎屋に上がったりするのも目的やったとか。 旅行先で風俗やストリップに行くようなものか。(僕は行ったことないですけど。笑)
それが今では祝歌として祭りとかで歌われてるのも理由がよくわからへんけど、 だからあんなPTAが目を三角にしそうな歌詞が満載なのか。(笑) ちょっと納得。
ところで。 この伊勢音頭、ウチの地区には文字の記録としては残っていません。 地区に何人か、たくさんの歌詞を覚えている人がいて、その人が歌ってるのを聞いたり、 太鼓を引きながら流れているのを聞いて覚えるだけ。 つまりは口伝。
隣の地区の伊勢音頭を聞くと違和感がある。 ましてや、他の八幡さん(島の中には五社六箇所の八幡神社がある)の祭りに行くと、 そこの伊勢音頭はすでに別の歌。 歌詞も違うのが多いし、なによりテンポや節回しが違いすぎて気持ち悪い。^^; きっと、どこの地区も同じように口伝なんだと思う。
ということは、全国的に見れば、聞いたこともないような伊勢音頭が残ってるに違いない! …と思って検索してみた。
http://maturi.jp/iseondo/iseondo.htm
うわ。 全然違う!! 最初に「赤い文字は、全部共通の歌詞や掛け声です。」って書かれてる部分からして微妙に違う。(笑) 「ヨ〜伊勢、ヨ〜伊勢」てなってるところはウチの地区だと「ア〜ラヨ〜伊勢〜ェド〜コセ」です。 添付されてるYouTubeの伊勢音頭、「豊浜」ってなってるからきっと香川の豊浜やと思うけど、 メロディーに共通点が一個もなくて気持ち悪すぎる!!!(笑) これ、知らずに通りかかって聞いたら伊勢音頭ってわからんと思う。^^;
その下に書いてある個別の歌詞も、聞き覚えがあるのは38番くらい。(それも微妙に違う) あと、36番も小さい頃に聞いたのに似てるような気がするけど、 今ウチの地区では誰も歌ってない。多分消えた。
他にも検索してみたらいろんな歌詞が出てきたけど、ほとんど共通点はありません。 「伊勢は津でもつ…」くらい。
これはもうちょっと詳しく調べてみたらおもしろそうやなー。 そして、ウチの地区のお年寄りを回って、伊勢音頭をまとめて文字に残すのもしてみようかなとも思う。 (一方で、口伝は口伝のままで、なくなる唄はなくなるままにしておいた方がいいような気もするんだけど)
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